あの本能寺の変の原因となった!?信長のおもてなし「安土饗応膳」を再現!
リゾートホテルの休暇村近江八幡(滋賀県近江八幡市)は、「安土饗応膳」を再現した「信長饗応膳」を5月15日から7月15日まで、1日10食限定で提供する。
「安土饗応膳」とは、1582(天正10)年5月、織田信長が明智光秀に饗応を命じて、武田討伐を成功させた徳川家康をもてなした料理。山海の珍味を盛り込んだ豪華な膳だったという。一説では、光秀はこの会食で信長の怒りを買い、本能寺の変の引き金となったともされる。
「安土饗応膳の復元プロジェクト」は、地元の飲食店などによる観光振興団体「まんなかの会」と、饗応膳を研究する元近江八幡宮市立資料館長らの協力によって実現した。当時の味付けは塩と酢が中心だったが、現代風の味付けにアレンジした。
歴史ロマン懐石「信長饗応膳」は、1人あたり1泊2食付で16370円から18470円。予約はホームページから。
なお、安土城考古博物館(滋賀県近江八幡市)では平成28年春季特別展として、4月29日から6月5日まで「信長の家臣たち」を開催している(月曜休館)。信長政権を支えた多彩な家臣たちとその働きを、肖像画や発給文書を中心とした関係資料で紹介する。前田利家や羽柴秀吉の資料、信長の人材登用術や組織の運用法なども展示している。