ぐんまちゃん用「マニュアル」の気になる中身

ゆるキャラ人気日本一を決める「ゆるキャラグランプリ2014」はネット投票の真っ最中だが、トップを独走しているのは、群馬県の公式マスコット・ぐんまちゃんだ。
2014年9月、ぐんまちゃんの着ぐるみを貸し出す際のマニュアルが、群馬県で作成された。タイトルは「ぐんまちゃん着ぐるみ利用方法&注意事項」、作成したのは、同県ぐんまイメージアップ推進室だ。
マニュアルには、ぐんまちゃんの着ぐるみを使用する際のポージングや注意点が、写真付きで解説されている。
例えば、ぐんまちゃんの決めポーズはこうだ。片手を上げ、片足を出す。服装は緑色のベストが基本となる。これが、お約束のぐんまちゃんポーズだ。
かわいく見えるポージングとしては、アゴを引いて、軽く両手を広げる方法もある。また、首をかしげるポーズもある。体全体を使って表現するのがコツだという。

しゃがんで丸くなるポーズは、ジャンケンの「グー」を表わすが、小さな子どもたちに接するときは、この姿勢をとるのだという。なるべく子どもの目線に近づくことが、このポーズのポイントである。
他にも、控え室は関係者以外の立ち入りを禁止し、入り口前にパーテーション等を設置し、外から控え室が見えないようにする。着替えを覗かれたりしないように、充分に注意する。着ぐるみを着たままで声を出さないようにする。
身長165センチくらいの人が着用した方がよい。ぐんまちゃんは「7歳」という設定なので、7歳にふさわしくない振る舞いはしない......、などといった注意点が実にきめ細かく記されている。
「中の人向け」マニュアルとしては、完璧に近い出来ではないだろうか。参考にしたい自治体はきっと多いはずだ。
ツイッターにはこんな声も寄せられている。
マニュアルがなかったことこそ驚き。このてってうるさいのに。RT @asahi: 「変なぐんまちゃん」続出 13体貸し出し、手引書作成 http://t.co/8op7LNqG58
— AgトP (@odoru1) 2014, 10月 1
ぐんまちゃん13体もあってマニュアル無かったのねえ。あとね、ゆるキャラ文化をちゃんと育てるつもりなら、動きが可愛ければいいってもんじゃないよ。そのキャラにあった仕草ってもんがあると思うの。
— やわらのぞみ子 (@sampoya) 2014, 10月 2
この「中の人向けマニュアル」が欲しい。 :-) - 「変なぐんまちゃん」続出 13体貸し出し、手引書作成:朝日新聞デジタル http://t.co/TVGScRdpBg
— Kenichi Kosugi (@cyberwonk) 2014, 10月 2
マニュアルまであるんだね...ぐんまちゃんも大変だなあ、ガンバレ!今年はいけるよ!1位になれるよ!グンマ勢いあるから!
— 沙賀岳 実狩 (@MikaruSagatake) 2014, 10月 2
マニュアルもできたことだし、悲願のゆるキャラグランプリ制覇に向け、最後まで頑張れ!ぐんまちゃん。
