ヘッドスプリング、3Uサイズで25kVA出力を実現した双方向交流電源「biORBIS」を提供開始

ヘッドスプリングが、3Uサイズで25kVA出力を実現した双方向交流電源「biORBIS」の提供を開始しました。AI市場の拡大に伴うデータセンター需要の増加や、蓄電システム(BESS)、パワーコンディショナー(PCS)などの普及を背景に、電力変換器の需要が急速に拡大する中で、開発・評価現場のニーズに応える製品です。
概要
ヘッドスプリングは、3Uサイズで25kVA出力を実現した双方向交流電源「biORBIS」の提供を開始しました。AI市場の拡大や再生可能エネルギー関連機器の普及に伴い、電力変換器の需要が拡大する中で、高密度設計と多様な交流系統模擬機能を両立した試験設備へのニーズが高まっています。本製品は、双方向直流電源で培った技術を応用し、世界最高水準の電力密度を実現。交流機器の評価で課題となる事象を高精度に再現する機能を搭載しています。
製品概要:双方向交流電源「biORBIS」
特徴:3Uサイズで25kVA出力を実現、高密度設計、多様な交流系統模擬機能搭載
主な用途:パワーコンディショナー、車載充電器、蓄電システム、UPSなどの開発・評価
提供開始日:2026年5月(※プレスリリース発表日より)
3U/25kVAの超高密度と高効率回生で実現する「省スペース・省エネ試験環境」
「biORBIS」は、3Uサイズ(高さ132.5mm)で25kVAを実現し、同クラスの従来製品と比較して5倍以上の省スペース化を達成しています。重量も44kgと大幅な軽量化を実現し、設置や移設作業の負担を軽減します。また、吸収したエネルギーを最大91%の高効率で電力系統へ戻す回生機能を搭載しており、消費電力や発熱を抑えた試験環境の構築をサポートします。
独立3ch化やDC1000V出力にも対応する「オールインワン設計」
本製品は、単相2線、三相3線、三相4線出力に対応し、直流出力モードでは最大±1000Vの出力が可能です。太陽光PCS等の評価に有効な低周波リップル重畳出力(AC+DC / DC+AC)も搭載しています。独立単相モードにより、1台で3つの独立した電源として運用でき、複数ラインの同時評価による設備コスト削減に貢献します。交流出力モードでは1Hz~500Hz、単相350V、三相606Vまで対応し、航空機(400Hz)や国や地域によって異なる電源仕様を1台で再現可能です。
複雑な試験から波形解析まで1台で対応する「高度な電源異常シミュレーション機能」
系統連系試験のための単独運転模擬モードを搭載しており、単独運転時にはR/L/C負荷の接続を模擬することも可能です。三角波や矩形波などの標準波形に加え、30種類の高調波歪み波形をプリセット内蔵。USBメモリ経由での波形データのインポートにも対応し、PCソフトに依存せず本体単独で手軽に複雑なテストを実行できます。高調波解析機能や内蔵オシロスコープによる波形解析機能も内蔵しています。
まとめ
ヘッドスプリングが提供を開始した双方向交流電源「biORBIS」は、3Uサイズで25kVAという世界最高水準の電力密度を実現し、省スペースかつ省エネな試験環境を提供します。多様な出力モードや高度な電源異常シミュレーション機能を備え、複雑な試験から波形解析まで一台で対応可能です。既存製品との組み合わせにより、パワーコンディショナーや車載充電器などの開発・評価における試験システムの構築を強化します。