ココからあなたの
都道府県を選択!
全国
猛者
自販機
家族
グルメ
あの時はありがとう
マンガ

宜昌:中国の「オレンジシティー」

2023.03.09 16:27

 
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202303093775-O1-Yr7o6M4T

AsiaNet 99738 (0238)

【宜昌(中国)2023年3月9日新華社=共同通信JBN】中国中部・湖北省の都市である宜昌は中国の主要なオレンジの産地で、全世界におけるオレンジのゆりかごの1つです。2021年、宜昌のオレンジの生産量は404万6900トンに達し、中国の総生産量の10分の1に迫りました。

オレンジは宜昌最大の特産品で、競争力のある農産業であり、農民が収入を増やすための柱となる産業です。宜昌のオレンジ産業は主に3つの有名な品種をその特徴としており、国内外で高い評価を受けています。

Yichang Three Gorges International Communication Studioによると、中国三峡大学外国語学院のThomas Ramsey教授は中国の「オレンジシティー」としての宜昌市の名声に引き付けられ、友人のTian Shidou氏とともにこのほど訪問、宜昌のオレンジの背後にある文化やイノベーションを探求し、その生き生きとして素晴らしい発展を実感しました。

彼らはまず、北緯30度、長江の三峡のほとりに位置するシ帰県Shuitianbaの町に立ち寄りました。

緑の丘と川のせせらぎに囲まれたこの町は、オレンジの栽培に最も適した地域です。彼らは、地元で有名なオレンジの写真家であり、みかん産業の発展を密接に追い続けているZheng Jiayu氏を訪ねました。

Zheng氏によると、地元の人々は山岳地帯の特徴を生かし、空中ロープウエーや複線式果樹園グラウンドプレーンを使って人手を機械に置き換えることを学び、地元のオレンジを地域、さらには中国国外に迅速に出荷できるようになりました。

そのほか、地元の人々は牧草栽培技術を使って畑やラダーで緑肥を育て、化学肥料や農薬の使用を減らし、地域のグリーン発展に寄与しています。

宜昌では1年を通して新鮮なオレンジが木々にぶら下がっており、独特の風景を作り出しています。これは中国工程院の学者であるDeng Xiuxin氏が、オレンジの研究・栽培に力を注いだおかげでもあります。

科学技術の革新により、宜昌は一年中オレンジを生産することが可能です。Ramsey教授とShidou氏は2番目の目的地として、三峡貯水地域最大の高品質なオレンジ苗遺伝資源バンクである九ワン渓オレンジ苗育種基地に立ち寄りました。

この基地には、国内外の最高品質のオレンジ品種が100種類以上あります。研究者が数年かけて栽培した結果、ついに最高の果実の種類や色、糖度を備えた一流の品種を選別できるようになりました。

基地の中にある目もくらむほど多くの苗の品種を見て、Ramsey教授とShidou氏はこの小さな果物の中に膨大な科学技術が投入されていることに驚かずにはいられませんでした。

宜昌では、オレンジは果物であると同時に料理食材や深加工の原料でもあります。シ帰県の屈姑産業パークでは、オレンジはオレンジワイン、ケーキ、酢、スナック、缶詰食品などに加工されます。オレンジ風味の牛肉やベーコンの煮込みなどの有名な湖北省の料理も、オレンジの皮を保存した状態で供されます。

オレンジ産業は産業チェーンの発達により、花、果実、皮、残りの果肉に至るまでオレンジを完全に使いフルに活用し、材料の廃棄ゼロを実現しています。

Ramsey教授とShidou氏は今回の探究の旅の最終地で、ライブストリーミングを活用してオレンジの売上を伸ばしている老人に引き寄せられました。その老人は、シ帰県で果物農家を営むZhou Gongshou氏でした。67歳のZhou氏は都市部の年長者のように引退することを拒み、新しいスキルを学び続け、インターネット技術を使って地元のオレンジを宣伝することにこだわりました。

今日、現地政府やインターネットプラットフォームの支援を受けながら、Zhou氏のような果樹農家はインターネットを通じた新しい生活を受け入れています。こうした取り組みによって山間部からのオレンジの販売が促進され、オレンジは地元の農家にとって金の卵になりました。

ソース:Yichang Three Gorges International Communication Studio

画像添付リンク:
Link: http://asianetnews.net/view-attachment?attach-id=438742
(画像説明:宜昌:中国の「オレンジシティー」)

共同通信PRワイヤー
Jタウンネットトップへ
PAGETOP