Turn Biotechnologiesが処理したT細胞が高いがん殺傷効果示す
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【マウンテンビュー(米カリフォルニア州)2022年10月25日PR Newswire=共同通信JBN】
*ERA(TM)、eTurna(TM)技術がT細胞療法をいかに強化するかを示す前臨床データを25日の「RNAナノ治療の新境地」会合で発表
*ERA(TM)は、がんの治癒を阻害するT細胞の枯渇を克服することで、CAR-T細胞の有効性を高める
*eTurna(TM)送達プラットフォームは、ウイルスベクターの安全性リスクなしに、エレクトロポレーションより健全で機能的なT細胞を送達
*両技術の活用により、T細胞療法のコスト削減と患者アクセスの拡大が期待できる
治療不可能な加齢性疾患治療用の新規mRNA医薬品を開発している細胞若返り企業Turn Biotechnologiesは25日、同社の独自技術で処理したT細胞は、がん殺傷能力が大幅に高まることを示す前臨床試験の暫定データを発表した。
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本データは、Turn Bioのエピゲノム老化初期化(ERA(TM))技術とeTurna(TM)送達プラットフォームをT細胞の製造に使うことで、より有効な治療薬をより効率的に生産・送達できることを示している。本研究成果により、T細胞療法のコストが下がり、がん患者がより利用しやすくなることが見込まれる。
同社の共同創業者で研究責任者のVittorio Sebastiano氏は「今回のデータは、ERA技術と当社のeTurna送達プラットフォームを使うことで、CAR-T療法の効果や長期的有効性を制限しているT細胞の枯渇や老化という根本的問題を克服できることを示している」「ERAは、個々の患者に合わせて投与量を管理・最適化する優れた機能を提供、患者の安全を損なうことなく効率を最大化できる」と語った。
同氏は「eTurnaは、エレクトロポレーション(電気穿孔法)よりT細胞の健全性と機能性を維持でき、CAR-T製造過程でより高い細胞生存率と生産性を実現しやすくすることも分かった」「また、ウイルスによる遺伝子導入と比較して安全性に優れているため、製造上、生物学上、薬事規制上の多くの課題を軽減してくれる」とも語った。
Sebastiano氏の発表「初見データ:エピゲノム老化初期化(ERA)- 細胞若返りの新たなパラダイム(First Look Data: Epigenetic Reprogramming of Aging(ERA)– A New Paradigm in Cell Rejuvenation)」は、ヒューストン・メソジスト研究所で午前10時(米中部標準時)から開かれた「RNAナノ治療の新境地(New Frontiers of RNA Nanotherapeutics)」で行われた。
Turn Bioの技術はCAR-T細胞製造工程と同時に適用され、T細胞免疫療法製品が本来製造に必要としていた時間や設備を増やすことなく、機能強化できることを示した。
同社のプロセスは、業界標準のエレクトロポレーションと同程度の速さで、細胞毒性を伴わずに免疫細胞への核酸導入ができる。eTurna(TM)プラットフォームは、細胞の同一性を保ちつつ、ERA因子カクテルのタイミング、時間、活性化を正確に制御するために使用された。
▽TURN BIOTECHNOLOGIESについて
Turn Bioは、細胞レベルでの組織修復と、画期的な薬剤送達システムの開発に重点を置く前臨床期企業である。同社独自のmRNAプラットフォーム技術「ERA(TM)」は、エピゲノムの老化作用に対抗し、最適な遺伝子発現を回復させる。こうして、病気の予防や治療、組織の治癒・再生に必要な細胞の機能を回復させる。同社の送達プラットフォーム「eTurna(TM)」は、独自の製剤設計で、カーゴを特定の臓器、組織、細胞タイプに正確に送達する。
同社は現在、皮膚科学と免疫学の適応症をターゲットとしたテーラーメード治療の前臨床研究を完了しつつあり、眼病、変形性関節症、筋肉組織の治療法の開発も行っている。詳細については、http://www.turn.bio を参照。
▽問い合わせ先
Jim Martinez
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ソース:Turn Biotechnologies, Inc