都市再生は成都の青羊区を活性化
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【成都(中国)2022年10月18日PR Newswire=共同通信JBN】中国南西部・四川省の省都である成都の青羊区の地方政府は、都市再生による地区の活性化に注力している。
古い住宅街の多くは、外観や機能が見直されている。浣花(Huanhua)小区として知られる1つのコミュニティーは、1998年に建設され、2021年に改修を開始した。
当局者は「老朽化が進むインフラストラクチャーに加えて、古いコミュニティーには便利なサービスがほとんどなかった。改修時には、これを考慮に入れた」と述べた。当局者は、高齢者と若者のための施設を追加し、道路を自然のフィットネストレールに変えた。
成都の文化的ルーツの本質を伝える場所として、青羊区は都市再生の過程で文化の保存を非常に重視している。
同区は、古代の詩に詠われた屋外の梅の花の回廊を再現するために、「尋香道(XunXiang Road)」プロジェクトを開始した。「香りは青羊宮から浣花渓まで二十里(10キロメートル)にわたって続いている」とは、宋代(960-1279年)の中国の詩人・陸游(Lu You)が馬で通りかかり、梅の花に魅了されて書いた一節である。
プロジェクトは約10キロメートルに及び、道路の両側にさまざまな種類の梅が植えられている。冬に満開になると、800年前に陸游がそうしたように、人々は梅の香りを楽しむことができる。
より多くの歴史的な通りがランドマークに変わった。
成都で最も保存状態の良い古街の1つである寛窄巷子(Kuanzhai Alleys)は、歴史地区と現代的商業との統合の成功例である。
清王朝時代(1644-1911年)に構築された寛窄巷子は、成都の文化だけでなく、三聯書店(Sanlian Bookstore)やPOP Mart(ポップマート)などのファッションやエンターテイメントのブランドも特徴とし、多くの若者が訪れている。
地区のもう1つの古街である祠堂街(Citang Street)は現在改装中で、年末に再開される予定である。
祠堂街は、アートギャラリー、アーティストスペース、新ライフスタイル喫茶、没入型ミュージアム、アートインキュベーションパークなどからなる複合施設になる見込みで、市民に新たな消費体験を提供する。
祠堂街は天府文化公園の重要な部分である。青羊区は、天府文化公園やその他の文化観光スポットの再生プロジェクトを加速させている。
ソース:Qingyang district of Chengdu
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(画像説明:四川省成都・青羊区の古街である祠堂街は改装中で、年末に再開される予定)