首相がモンゴル映画産業の発展について米大手映画会社と協議
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【ウランバートル(モンゴル)2022年9月15日PR Newswire=共同通信JBN】モンゴルのオユーンエルデネ(L. Oyun-Erdene)首相は15日、ハリウッドの大手スタジオ・映画会社代表と会談し、モンゴルの映画産業を国際的に一層発展、推進する協力方法について協議した。
オユーンエルデネ首相はHBO、Netflix(ネットフリックス)、パラマウント・ピクチャーズ、ワーナー・ブラザースの代表と会い、モンゴル映画産業の発展について話し合った。
会談に参加したのはHBO、Netflix、パラマウント・ピクチャーズ、ワーナー・ブラザース各社の幹部で、チンバト・ノミン(Nomin Chinbat)文化相の招待を受けてウランバートルに滞在していた。
首相は会談の冒頭、モンゴル経済強化・多様化の一環として、クリエーティブ産業発展に対する政府の取り組みを説明した。クリエーティブ産業の発展はモンゴルNew Recovery Policyの主要部分で、鉱業とは別の独立した新成長源を生み出す機会を与える。
首相は、モンゴルに好ましい映画環境を整え、国内映画産業を次のレベルに引き上げるとする政府のコミットメントを強調した。モンゴルのLaw on the Support of Cinematography(映画撮影支援法)は2021年に承認され、2022年初め施行された。
この法律は映画製作コストの償還プログラムなど競争力のあるインセンティブを導入、世界の主要プロダクションやスタジオの雇用創出、能力構築を支援し、より多くの投資をモンゴルに引き付けて観光を増進、国内独自遺産の意識を高めることを目指している。
大手映画会社幹部の訪問時期は、モンゴルロケ、評議会活動、モンゴルの美しい自然環境を利用できるインセンティブを推進するモンゴル文化省とMongolian National Film Council(モンゴル国家映画評議会)共同主催のイニシアチブ、「FAM TOUR-2022」と重なった。これは9月14-19日に開催されている。
9月19日まで予定されるモンゴル滞在中、映画会社幹部はNomadia Pictures、世界クラスの録音スタジオB Productionなど、モンゴルの映画製作者、監督、プロデューサー、アーティストと面会する。また、Mongol Nomadic Tourist Campも訪問し、テレルジ国立公園の乗馬スタントショーも見物する。
会談終了後、オユーンエルデネ首相は次のように語った。
「モンゴルのクリエーティブ産業は経済の主柱になる可能性があり、大手映画会社との提携強化はNew Recovery Policyの一環、この分野の進歩のカギを握っている」
「将来協力して今後数年間でモンゴル撮影を選ぶスタジオが増え、国内映画産業が名をなす役に立つよう期待している」
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ソース:The Government of Mongolia