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Linuxデバイス向けのAndroidコンテナ

2022.09.08 17:42

AsiaNet 97707 (2107)

【ノビサド(セルビア)2022年9月8日PR Newswire=共同通信JBN】
*AndroidアプリケーションをどのようにしてLinux環境で動作させるか

組み込み型ソフトウエアの大手開発企業で、デジタルTV、Android TV、インフォテインメントシステムをそのバックグラウンドとするRT-RKは、AndroidアプリケーションがLinuxで動作することを可能にする仮想化の新コンセプトを発表した。

Androidの最大の利点の1つは、モバイルだけでなく、すべての垂直分野(モバイル、TV、自動車)のアプリ開発のためのエコシステム(フレームワーク、ツールなど)である。現在、数十億台のデバイスがAndroidで動作しており、そのすべてのバリエーションはGoogleのサービスまたはAOSPによってサポートされ、独立したエコシステムを作り出している。Androidはモバイルデバイス向けのオペレーティングシステムとして広く受け入れられており、その勢いはとどまるところを知らず、多種多様なアプリケーションを生み出している。Linuxオペレーティングシステムに基づくデバイスにとって、広く豊富に普及しているAndroidのアプリケーションは、これらのアプリケーションの一部をサポートする上で大きなインセンティブになっている。

RT-RKでは、セットトップボックス、TV受像機、インフォテインメントユニットなど、Linuxベースのデバイス開発に莫大な投資が行われていることを認識している。また、LinuxからAndroidへの唐突な移行は、そのUI/UXやエコシステムを手放し、とりわけ厳格な安全要件を指針とする自動車の世界での安定性を危うくするものであり、リスクとコストが大きいことも理解している。

RT-RKではこのギャップを埋めるために、Linux上でAndroidアプリケーションの実行環境を実現するライブラリーやソフトウエアの一式を開発した。このコンセプトは、Chrome OS上でAndroidアプリケーションを有効化するのと同様のアプローチであるコンテナ化に基づいており、その実装とテストに成功している。LinuxとAndroidの両方のサポートで現在広く使われているハイパーバイザーアプローチと比較して、コンテナ化には以下のようないくつかの利点がある:

1. Android UIは目に見えない(OEMのブランドアイデンティティーに影響しない)
2. 動的なメモリー割り当て(BOM最適化の可能性)
3. ハイパーバイザーのライセンス料金が不要(コスト削減の可能性)

RT-RKのKrsto Lazic事業開発マネジャーは「現時点で、当社はグラフィックスサブシステム統合のアップグレードと、その他のパフォーマンスの最適化に重点を置いている。われわれはこれまでに、ストリーミングアプリ(Netflixを含む)、ゲーム、地図/ナビゲーション、音声アシスタント(Alexaなど)、マルチディスプレー、マルチチャンネルオーディオ機能など、さまざまなアプリ群の統合に成功した」と述べた。

コンテナ・コンセプトはIBC 2022で紹介される予定。

▽RT-RKについて
RT-RKは組み込み型ソフトウエア開発における欧州南東部の優良企業であり、家電とインフォテインメントシステムに重点を置いている。同社は1991年の創立で、現在は500人を超えるエンジニアを雇用している。RT-RKは、シリコンベンダー、ネットワーク、自動車、家電企業のニアショア開発センターとしてのバッググラウンドを有している。RT-RKはTTTech Groupの傘下で事業を展開している。https://www.rt-rk.com/

ソース:RT-RK

▽メディア問い合わせ先
Vera Teslic
Editor-in-Chief, RT-RK
+381 63 560 397

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