日本企業42社がTopBrand Global 500のランキング入り
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【北京2022年8月30日PR Newswire=共同通信JBN】長沙で8月7日から9日まで第16回年次China Brand Festival(中国ブランドフェスティバル)が開催された。長沙は中国のインターネットセレブが定期的に訪れる人気の都市。TopBrand UnionとChina Convention Exhibition and Event Society(中国会議・展示会・イベント協会)が共催したこのフェスティバルの開会式には2200人余りの政府関係者や起業家、専門家、研究者が参加し、全来場者は6000人を超えた。
このイベントでTopBrand Unionは新たなランキング「2022年版TopBrand Global 500(グローバル500)」を発表した。選定された企業の全リストと調査手法は、ウェブサイト(www.topbrand500.com )上に英語と中国語で公開されている。
上位10のブランドのうち、リストの上位4つを含む5つがテクノロジーセクターから成っている。Appleが世界で最も価値あるブランドで、評価額は7998億1000万米ドル。マイクロソフト(Microsoft)、Google、Amazonの3社がこれに続き、ブランド評価額はそれぞれ6674億3000万米ドル、4055億3000万米ドル、4025億4000万米ドル。石油大手サウジアラムコ(Saudi Aramco)が評価額3773億4000万米ドルで5位に入り、ブランド価値3620億6000万米ドルで6位にランクされたMetaが続いた。
米国からは上位100の半分以上を含む210社がリストに掲載された。上位10に入った企業に加え、ランキングではその他のあらゆる分野を代表する企業として米国勢が際立った。その中には、評価額2820億1000万米ドル、2786億7000万米ドルでそれぞれ8位と10位にランクされた医療品大手のUnitedHealthとジョンソン・エンド・ジョンソン(Johnson & Johnson)や、評価額2180億8000万米ドルで14位にランクされた小売り大手のWalmartなどが含まれている。
中国企業122社もTopBrand Global 500に入った。このうち最上位は、評価額2802億8000万米ドルで9位になったCNPC。上位20の中にはSinopec、State Grid、ファーウェイ(Huawei、華為技術)がそれぞれ11位、14位、18位にランクされた。一方、台湾の半導体大手TSMCが23位にランクされ、テクノロジー大手のテンセント(Tencent)とAlibabaが29位と30位に入った。このほかランキングの中で注目されたのは、大手ワイン・スピリッツメーカーのGuizhou Moutaiで、64位に入った。
ランキングで、国別で3番目に多かったのは日本で、上位100の中に3社が入った。このうち最上位は15位の自動車大手のトヨタ自動車で、ブランド評価額は2045億2000万米ドル。他の2社はブランドが975億米ドルと評価された55位のソニーと、ブランドが681億1000万米ドルと評価されたNTTアドバンステクノロジ(NTT‐AT)。本田技研工業、日立製作所、パナソニック、三菱電機、三菱商事、ソフトバンク、任天堂といった強力なブランドも上位500に名を連ねた。
欧州の経済大国数カ国の企業もリストに入った。フランスからは評価額1148億9000万米ドルで42位にランクされたLVMHを含む19社が選ばれた。この他にリスト入りしたのはトタルエナジーズ(Total Energies)、エアバス(Airbus)、ミシュラン(Michelin)。ドイツ企業18社も上位500に入り、医薬品大手のメルク(Merck)が54位にランクされたほか、SAP、シーメンス(Siemens)、フォルクスワーゲン(Volkswagen)、メルセデス・ベンツ(Mercedes-Benz)も上位100に入った。
英国からは16のブランドがTopBrand Global 500に入った。このうちTHGは評価額876億9000万米ドルで59位にランクされた。この他にランク入りしたのは、アストラゼネカ(AstraZeneca)、ユニリーバ(Unilever)、グラクソ・スミスクライン(GlaxoSmithKline)、リオティント(Rio Tinto)。
ランキングは、TopBrand Unionが考案した調査手法に基づいて作成された。調査チームは、47の主要株式市場の計3万7164社を分析した。ブランド評価手法は1年間にわたって改定され、20人以上の各界の第一人者や経営幹部から成る国際的で独立したGlobal Expert Review Board(グローバル専門家審査委員会)によって入念に検討された。これは、ブランドの国際化、ブランド認知度、ブランド管理、ブランド評価、ブランドの中核となる強みの5つのカテゴリーの指標を考慮対象としている。
TopBrand Union の会長でChina Brand Festival事務局長を務めるWang Yong教授は、ブランド評価の分野で一段と進歩を遂げるよう自身のチームを率いていきたいとしている。同氏は引き続き、ブランディング業界に貴重な知見を提供していく意向である。
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ソース:TopBrand Union