民間経済にさらなる発言の機会を：2022年世界東莞起業家会議を開催

AsiaNet 97576 （2006）

【東莞（中国）2022年8月29日新華社＝共同通信JBN】すでに東莞の経済成長を維持する重要な勢力である中国南部の都市の起業家が、8月28－29日に開催の2022年World Dongguan Entrepreneurs Convention（世界東莞起業家会議）に集結した。東莞のメイン会場に加え、サンフランシスコ、ハワイ、ドイツ、オーストラリア、カナダ、マレーシアでも平行したセッションが開催された。このような催しは、在外の東莞の起業家を含む世界のビジネス・コミュニティーからより大規模な投資を誘致する助けとなる。

東莞市人民政府事務次長で会議の主催者でもあるLiang Shaoguang氏は「メイン会場には世界的な有名企業、東莞の起業家の代表、著名な専門家や学者が実際に足を運ぶ一方で、平行したセッションには海外在住の東莞の起業家がバーチャルで参加している。1000人以上が直接もしくはビデオリンクを通してイベントに参加した」と述べた。

Liu Jiale会議事務次長によると、生体臨床医学、インテリジェント製造、高機能機器、半導体材料のような代表的な影響力の大きいハイテク産業での科学技術イノベーションや高度な製造業への献身に対して並外れた東莞の起業家に栄誉が与えられた。

World Dongguan Entrepreneurs FederationのOuyang Zhong会長は、民間経済と共に東莞の起業家が総体的に製造拠点としての評価を保つ都市の支点であることに言及した。40年以上にわたる改革開放の間、東莞は中国国内の高度な製造業ハブへと成長してきた。同市の企業は他の地級市の企業数を上回っており、国内規模2位のハイテク企業クラスターの所在地となっている。こうした成功は、強固な民間経済なしには不可能だった。統計によると、2021年には民間部門が同市の主要事業会社の生産高の62%、利益と税収の70%を占めると同時に、新規雇用創出の62%を推進し、市場で展開する企業の94%を占めている。る。

 
会議の組織委員会によると、注目に値する点は、イベントで経済サミットと半導体産業成長に関するフォーラムが開催されたことだ。フォーラムでの学術的な討論は、次のグローバル化の波を起こす方法、広東・香港・マカオ大湾区（Guangdong-Hong Kong-Macao Greater Bay Area）における東莞の役割、第3世代半導体の主要技術と将来的な開発、COVID-19後の時代にいかにして同市の半導体事業が突破口を見つけてイノベーションを追求するかなどについてだ。企業がテクノロジーの飛躍、企業変革、同市の科学技術イノベーションと高度な製造業の青写真へのさらに大きな貢献に対する新たなチャンスを求める中で、このような意見交換は東莞の民間企業にとってインスピレーションの源となり得る。

この会議は2つの明確なメッセージを伝えることを目的としている。まず、東莞は起業家精神、民間経済の労働者のリテラシー水準の向上、精力的な市場関係者のコミュニティーにコミットし続けることを約束する。次に、全国にわたる模範的なビジネス環境の維持にとどまらず、同市は質の高い開発のためさらに人材を集め、海外からの投資を引き寄せていく。

ソース：The Organizing Committee of the 2022 World Dongguan Entrepreneurs Convention