ベータグルカン製品による非アルコール性脂肪肝の予防・治療の可能性を論文発表
高知大学と共同開発のバイオ技術によるベータグルカン製品が希少疾患の臨床試験へ
有限会社ジーエヌコーポレーションは、ベータグルカン製品 neu REFIX(ニューリフィックス)に関する論文を Journal of Clinical and Experimental Hepatology に発表しました。
この論文「非アルコール性脂肪肝マウスモデルにおける黒酵母由来β-1,3-1,6-グルカンの肝臓保護作用について」(https://doi.org/10.1016/j.jceh.2022.06.008) では、非臨床試験でベータグルカンが非アルコール性脂肪肝(NASH)という疾患に対し有益な結果を得たことが報告されています。
neu REFIXは、株式会社ソフィ(高知県:代表取締役 尾仲康史)が高知大学と産学連携で開発したバイオ技術による黒酵母菌産生ベータグルカンを原料としており、数あるベータグルカンのなかでも非常にユニークな製品となっています。
論文の共同執筆者である九州保健福祉大学(宮崎県)の池脇信直教授は、「非アルコール性脂肪肝(NASH)は、進行すると肝硬変や肝臓がんになる危険性のある疾患だが、年々症例数が増えているにもかかわらず現在治療法が確立されていない。この研究をさらに進めていく大きな価値や意義がある」と述べています。
ジーエヌコーポレーションのアブラハム・サミュエル代表取締役によると、今回 neu REFIX に免疫調整の機能が確認され、NASHにおける炎症や繊維化がコントロールできたことにより、症状として同様の病態生理を持つ遺伝子変異による希少疾患「デュシェンヌ型筋ジストロフィー」に対する短期間臨床試験が新たに進められています。この試験では、NASHでの試験と同様に、炎症及び線維化バイオマーカーを中心に研究を行うことになっています(プレプリント論文: https://doi.org/10.1101/2021.12.13.21267706 )
9月4日に開催予定のデュシェンヌ型筋ジストロフィー勉強会 Duchenne Awareness Day (https://www.ncrmniche.org/duchenneawareness2022/index.html)では、国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター (National Center of Neurology and Psychiatry; NCNP) 遺伝子疾患治療研究部長 青木吉嗣医師による特別講演とともに、インド・タミルナド州 JAICARE の小児神経内科 Dr.Raghavan 医師による neu REFIX のインドでの臨床試験についての発表も行われる予定です。
Duchenne Awareness Day は英語での開催になります。
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【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202208034751-O3-z1S3wjz2】
https://www.jcehepatology.com/article/S0973-6883(22)00160-8/
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