国際高専4年の畠中義基さんが小規模農家向け小型自動トラクター実現に向けて研究開発を加速
「第4回リバネス高専研究費 Garage Ota賞」採択を受けGarage Otaでインターンシップ
2022年8月19日
学校法人金沢工業大学
【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M103034/202208195271/_prw_OT1fl_L9q7gDir.png】
株式会社リバネス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長COO:髙橋 修一郎氏)とサンケイエンジニアリング株式会社(本社:東京都大田区、代表取締役:土場義浩氏)は、この度、「第4回リバネス高専研究費 Garage Ota賞」の採択者である国際高等専門学校 畠中 義基さんを対象としたインターンシップを実施しました。
当インターンシップは8月11日(木)から8月19日(金)まで、サンケイエンジニアリング株式会社が運営するGarage Ota(東京都大田区)で実施されたもので、畠中さんは、研究費採択となった研究開発テーマを加速させるため、ハードウェア開発の観点だけではなく、既存技術分析、ユースケース・ビジネスモデル検討も並行して行い、社会実装に向けて必要な要素を多面的に構想しました。
農業の後継者不足と高齢化に伴い農業機械の自動化が注目されていますが、小規模農家向け小型農業機械については自動化が行われていないのが現状です。畠中さんは2年計画で、小規模農家向け小型自動トラクターの研究開発を目指します。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202208195271-O3-8AibMvHQ】
<高専研究費について>
株式会社リバネスは、科学技術の発展と地球貢献を実現するため、自らの研究に情熱を燃やし、独創性な研究を遂行する若手研究者を助成する研究費助成事業として各種の「リバネス研究費・リバネス高専研究費」を推進しています。
サンケイエンジニアリング株式会社が運営するGarage Otaでは、研究機関の研究者やテクノロジーベンチャーが技術を社会に実装する上で、ハードルとなる「製造課題」を解決し開発支援を行ってきました。本気で社会実装の実現をしたい想いがある高専生に対しては、研究費による助成だけではなく、開発面での全力サポートをすべく、リバネス高専研究費を共同で設置しました。
「リバネス高専研究費」は、全国の高等専門学校に所属する学生及び40歳以下の若手研究者を対象とした助成制度です。これまでに「第1回リバネス高専研究費フォーカスシステムズ賞」(2021年3月公募)、「第2回リバネス高専研究費 日本の研究.com賞」(2021年6月公募)、「第3回リバネス高専研究費大阪ベイエリア賞」(2021年9月公募)というテーマで公募が行われてきました。
この度、インターンシップに参加した国際高等専門学校 畠中さんが採択された「第4回リバネス高専研究費 Garage Ota賞」のテーマは「本気で社会実装したいハードウェアの研究開発」というもので、応募多数の中から選出されました。
<採択テーマについて>
【採択者】 国際高等専門学校 国際理工学科4年 畠中 義基さん
【研究テーマ】小規模農家向け小型自動運転耕運機の試作と検討
【研究概要】近年、農業の後継者不足と高齢化に伴い農業機械の自動化が注目されていますが、小規模農家向け小型農業機械については自動化が行われていないのが現状です。現在の農業機械は大型であるため、小規模農家にとって維持、管理費や導入費など費用面での負担が大きいだけでなく、高重量な農業機械により土壌が圧縮され土壌の豊かさが失われているという事例も報告されています。農業用ハウスを利用した栽培には、耕転の際に手押しの耕運機もしくはトラクターが使われていますが、トラクターをハウス内で利用するには、ハウス内での旋回等がしにくく不便であり、手押しの耕運機は人力を使うため、高齢の農家にとって負担が大きいことが指摘されています。農地で稼働する小型自動トラクターを実現すべく、コア技術である新たなロータリーと自動耕運制御技術の研究開発を目指します。
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<インターンシップについて>
【実施日程】8/11(木)-8/19(金)
【実施場所】Garage Ota(東京都大田区本羽田2-7-1大田区立本羽田二丁目工場202)
【実施内容】構想検討、全体設計、詳細設計、成果発表(@スーパーファクトリグループのカンファレンス)、継続開発に向けたネクストアクションの洗い出し
インターンシップ初日の8月11日(木)、畠中さんにGarage Otaを運営するサンケイエンジニアリング株式会社代表取締役の土場義浩氏から「第4回リバネス高専研究費 Garage Ota賞」の採択通知書が授与されました。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202208195271-O1-04LH9t4B】
インターンシップでは、研究費採択となった研究開発テーマを加速させるため、ハードウェア開発の観点だけではなく、既存技術分析、ユースケース・ビジネスモデル検討を並行して行うことで、社会実装に向けて必要な要素を多面的に構想しました。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202208195271-O2-b95eOTp5】
インターンシップの終盤では、リバネスが主導し、Garage Otaも所属するスーパーファクトリーグループのカンファレンスにて、研究プレゼンを実施。インターンシップでの成果発表と、研究開発のブラッシュアップに向けた議論を行いました。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202208195271-O4-z2sxCEn2】