蘇州がデジタル経済によりグリーンで円滑な産業・サプライチェーンを促進
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202208044796-O1-96eqqNmk】
AsiaNet 97322 (1826)
【蘇州(中国)2022年8月3日新華社=共同通信JBN】ASEAN Plus Three(10+3、ASEAN(東南アジア諸国連合)プラス・スリー)のForum on Industrial Chain and Supply Chain Cooperation(産業チェーンとサプライチェーン協力フォーラム)が7月29日、蘇州で開幕し、その中のデジタル経済に関するサブフォームが注目を集めた。ASEAN Plus Three Forum組織委員会(The Organizing Committee of ASEAN Plus Three Forum)によると、開放経済の中で優位な立場にある世界的な産業都市の蘇州は、この地域におけるデジタルインフラストラクチャー建設、デジタル技術の革新的な応用、産業チェーンとサプライチェーンのグリーンな開発を促進する新たな手法を共有した。
蘇州は健全な産業エコシステムとビジネス環境を誇りとしている。同市は近年、デジタル思考とグリーン開発の理念を強化することにより、デジタル経済の発展やデジタルトランスフォーメーション、グリーンで質の高い開発を促進するための積極的な取り組みを行ってきた。2021年にデジタル経済での中核産業の付加価値は3300億元(488億4000万ドル)に達し、同市のGDPの14.6%を占めた。これまでに1万を超すプロジェクトがインテリジェントトランスフォーメーションとデジタル改革を完了させた。その一方で情報技術やバイオメディカル、その他の先駆的産業が活発に計画されている。
蘇州で長年にわたって投資し、工場を建設してきたパナソニックチャイナ(Panasonic China)のZhao Bingdiディレクター兼社長によると、中国におけるパナソニックの3つの生産拠点はデジタルトランスフォーメーションとグリーンな開発により排出量ネットゼロを達成した。2050年までにパナソニックは二酸化炭素排出量を1億1000万トン削減できるという。
蘇州は日本および韓国の対中投資の拠点になっている。同市には2794のASEAN加盟国が出資した企業、2987の日本資本の企業、2452の韓国資本の企業が拠点を構えており、これら各企業による実用向けの直接投資額はそれぞれ150億1000万ドル、137億1000万ドル、59億3000万ドルに達している。
蘇州市開発改革委員会は同市の5カ年開発計画の中で、引き続きデジタルトランスフォーメーション戦略を遂行し、蘇州を第1級の世界に名を知られた中国のデジタル経済開発拠点に育てていくと述べている。
ソース:The Organizing Committee of ASEAN Plus Three Forum
画像添付リンク:
Link: http://asianetnews.net/view-attachment?attach-id=426860
(画像説明:蘇州の東方之門)