国内向け電子体温計の個装箱を環境に配慮した紙パッケージに変更
~2025年までにグローバルで販売している全商品のパッケージ、プラスチック使用をゼロに~
オムロン ヘルスケア株式会社(本社所在地:京都府向日市、代表取締役社長:荻野 勲、以下当社)は、2025年までにグローバルで販売している健康医療機器のパッケージを環境に配慮した仕様に変更します。現在、血圧計、体重体組成計では紙製のパッケージを採用しています。これに加えて、2025年3月までに電子体温計、電動歯ブラシ、活動量計、低周波治療器のパッケージを紙製に変更し、商品パッケージにおける脱プラスチックを実現します。まずは、国内向け「オムロン電子体温計MC-170」「オムロン電子体温計 MC-171W」で2022年6月の生産分より変更を開始しました。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202207153872-O1-XSzI10Rx】
(左)プラスチックを使った旧パッケージ (右)環境に配慮した紙パッケージ
当社では、カーボンニュートラルなものづくりなど、環境負荷低減に向けたさまざまな取り組みを進めています。その1つとして、商品で使用しているプラスチック素材のブリスターパッケージを、環境負荷の少ない紙製に置き換える取り組みを進めてきました。
体温計のパッケージにはお客様が製品の形状や大きさを店頭で直接確認できるように、透明のプラスチック製のブリスターを採用していました。今回、ブリスターから環境に配慮した紙に変更することで、プラスチックの使用をゼロにしました。
今後は、日本国内で販売している体温計のパッケージを順次紙製に切り替え、2023年3月までに体温計全機種でプラスチックを廃止します。これにより、年間約95tのプラスチック削減に貢献します。(21年度出荷台数ベースで算出)
また、2024年3月までに海外で販売している体温計の全機種での変更を完了し、2025年3月までにグローバルで販売している健康医療機器の全商品を紙パッケージへ切り替える計画です。さらに、パッケージの小型化や、内材にも環境に配慮した素材を使うなどの対応もしていきます。
当社では「地球上の一人ひとりの健康ですこやかな生活への貢献」をミッションに掲げ、健康医療機器やサービスを提供しています。今後も人々の健康維持・増進に貢献すると同時に、サステナブルな社会の実現を目指した取り組みをグローバルで強化していきます。
■オムロン環境方針
オムロン株式会社およびその子会社からなるオムロングループは、その企業理念に則って、気候変動問題に対する企業責任を果たします。具体的には、環境方針として「取り組むべき重要な環境課題」と「行動指針」を定めたうえで、脱炭素と環境負荷の低減に取り組みます。
https://sustainability.omron.com/jp/environ/management/vision/
■オムロン ヘルスケアの脱炭素・環境負荷低減の取り組み
当社では、事業活動にともなう環境負荷を把握し、環境リスクの大きさを考慮しながら、環境負荷低減に向けたさまざまな取り組みを進めています。
<2030年にオムロン ヘルスケアが目指す状態>
1. 自社(オフィス・工場)や製品使用によるGHG(温室効果ガス)排出量の削減目標の達成
FY16比 オフィス・工場で65%、製品で18%削減。
2. 省資源化や再資源化を推進し、バリューチェーン全体の環境負荷低減の実現