ユネスコとファーウェイの「Technology-enabled Open Schools for All」プロジェクト進捗状況をクロスカントリーセミナーで精査
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【深セン(中国)2022年7月18日PR Newswire=共同通信JBN】
*この3年間のプロジェクトは、ガーナ、エチオピア、エジプトで実施中であり、平時および危機的状況下での学習の継続性と質を確保。
Technology-enabled Open Schools for All(TeOSS、万人のためのテクノロジー対応オープンスクール)プロジェクトをテーマに、ガーナのアクラで開催された3日間のクロスカントリーセミナーが7月7日に終了した。
2021年11月25日にTeOSSプロジェクトが正式に開始された後、セミナーはプロジェクトの実施段階の一環として、ファーウェイ(Huawei、華為技術)と国連教育科学文化機関(ユネスコ)によって共同開催された。イベントには、これまでの結果を含むプロジェクトの第1フェーズの進捗報告が含まれ、第2フェーズの実施について話し合われた。
ユネスコは、2023年8月まで実施される3年間にわたるTeOSSプロジェクトの実施についてエジプト、エチオピア、ガーナの教育省などのパートナーを支援している。UNESCO-Huawei Funds-in-Trust(ユネスコ・ファーウェイ信託基金)の枠組みの下で開発されたこのプロジェクトは、オープンなテクノロジー対応スクールシステムの設計、パイロットテスト、および規模拡大に及んでいる。カリキュラム、教師と生徒の交流、社会的ケアを含むこれらのシステムは、学校、家庭、その他の場所で利用可能であり、パンデミックなどの危機が発生した場合にも教育の継続性と質を確保する。
Stefania Gianniniユネスコ教育担当事務局長補は「デジタル革命を推進するための3つの軸があり、すべてがこのプロジェクトに反映されている。それらは、すべての人にコネクティビティーを確保すること、無料の公開デジタル学習コンテンツとプラットフォームを構築すること、テクノロジーが教育の革新と変化をどのように強化できるかに重点を置くことである」と述べた。
エジプト、ガーナ、エチオピアの各国政府と緊密に協力し、それぞれの国家戦略に沿う形で計画された各TeOSSプロジェクトは、特定地域のニーズを満たすよう開発されてきた。
エジプトでは、K12(幼稚園から高校3年)の学校の教師・生徒向けにICTスキルフレームワークが開発された。デジタルコースウエア開発の専門家と小中学校の教師がトレーニングを受け、全国の教育者が専門能力開発の継続性を確保するために使用できるNational Distance Learning Centre(国立遠隔研修センター)が設立される。
エジプト・アラブ共和国教育技術教育相の国際協力責任者であるHanem Ahmed博士は、エジプト・アラブ共和国教育技術教育相のターレク・シャウキ博士(Tarek Shawki)の代理として、「エジプトが新しいシステムを開始して以来、大統領は国の教育モデルを近代化するという前例のないコミットメントを提供してきた」と述べた。
エチオピアのTeOSSプロジェクトは、パイロット校をコネクトし、教師・学生を訓練し、Teacher Training Platform.(教師訓練プラットフォーム)と統合されたLearning Management System(学習管理システム)を構築するためのICTインフラストラクチャーの構築に重点を置いている。
エチオピア連邦民主共和国教育省ICTおよびデジタル教育担当最高経営責任者(CEO)であるZelalem Assefa博士は「このプロジェクトは、システムでICTとデジタルコンテンツを使用する必要性に関するエチオピアの国家戦略と完全に一致している。また、地域の状況に応じてすべての活動を導入およびカスタマイズすることで、このシステムを拡大していく」と述べた。
ガーナでは、全科目のデジタルコンテンツの作成と、小中学校の教師・生徒へのトレーニングの提供に重点を置いている。このプロジェクトでは、電子リポジトリも構築中であり、これは教師がコンテンツをアップロードするために使用でき、学習者はほとんどまたはまったく監督なしでオンラインとオフラインで利用することができる。
ガーナ共和国教育相であるヤウ・オセイ・エドゥチュム(Yaw Osei Adutwum)博士の代理として、John Ntim Fordjour教育副大臣は「教育の提供を強化するために、テクノロジーを取り入れることができる必要がある。SDG-4(持続可能な開発目標の目標4)を達成できるようになりたいのであれば、それを達成するためのイネーブラー兼レバレッジとしてデジタルプラットフォームが必要だ」と述べた。
TeOSSは、ファーウェイのデジタル包摂イニシアチブであるTECH4ALLのTech4Educationドメインと連携し、テクノロジーによって教育の公平性と品質を高めることを目的としており、デジタルアクセスの強化、デジタルスキルの向上、高品質コースの開発に取り組んでいる。Huawei ICT Academyプログラムは、デジタルスキルを向上させることでICT人材の育成を支援するように設計されている。
Huawei ICT Academy DevelopmentのHuawei Education Talent Ecosystem担当シニアディレクターであるZhang Jing氏は「グローバルな教育の公平性を実現し、教育リソースを共有するため、ファーウェイは包括的なワンストップサービスプラットフォーム『Huawei Talent』を立ち上げた。デジタル時代の人材の需給ギャップを埋めるために、ファーウェイは人材アライアンスを構築し、スキルを向上させ、人材基準を開発し、世界が一層デジタル化するのを支援するために人材価値を促進している」と語った。
テクノロジーは、教育の変革において本質的な価値をすでに示しつつあり、この価値は、今後も成長し続ける。
ファーウェイのICTインフラストラクチャー担当最高マーケティング責任者(CMO)であるKevin Zhang氏は「デジタルテクノロジーは、教育モデルのイノベーション、教育方法論の変革、よりスマートな教育環境をサポートする生産性の新しい推進力になった。当社は、コンピュータービジョン、自然言語処理、音声処理などのAIを教育に適用する方法を模索している。革新的なテクノロジーは、世界で最も喫緊の課題の解決に役立つ。そして、われわれはイノベーションのために協力し続ける必要がある」と語った。
TeOSSプロジェクトの協調的で革新的なアプローチは、万人に包摂的かつ公平で質の高い教育を構築し、生涯学習の機会を支えるのに役立つ。これにより、各国は教育を再考し、新世代のデジタルスクールとデジタル学習者を支援することができる。
ソース:Huawei
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(画像説明:Technology-enabled Open Schools for All(TeOSS、万人のためのテクノロジー対応オープンスクール)プロジェクトをテーマに、ガーナのアクラで開催された3日間のクロスカントリーセミナーが7月7日に終了した。2021年11月25日にTeOSSプロジェクトが正式に開始された後、セミナーはプロジェクトの実施段階の一環として、ファーウェイとユネスコが共同で開催した。イベントには、これまでの結果を含むプロジェクトの第1フェーズの進捗報告が含まれ、第2フェーズの実施について話し合われた)