中国の錦織と刺しゅうが海南自由貿易港で魅力を咲かせる
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【海口(中国)2022年6月29日新華社=共同通信JBN】6月28日夜、中国南部の海南自由貿易港で4日間の2022年(第2回)Hainan Brocade and Embroidery World Culture Week(海南錦織と刺しゅう世界文化週間)が開幕した。Department of Tourism, Culture, Radio, Television and Sports of Hainan Province(海南省観光・文化・ラジオ・テレビ・スポーツ部)によると、このイベントは、一連の素晴らしい活動を通じて、文化週間を世界の錦織と刺しゅう文化の交流と展示のための国際的に影響力のあるプラットフォームに作り上げることを目指している。
夜には、「Clothing under the Sun(「衣被天下」衣服は全世界を覆う)」ファッションショーで、雲錦(雲錦織)、宋錦(宋の錦織)、リー錦(リー(黎)族の錦織)の国家無形文化遺産プロジェクトが、ファッショントレンドと伝統文化の魅力を備えた華麗な衣装で紹介された。ショーは、国際的なファッションスタイル、卓越した色彩と相まって、海南リー錦の活力とバイタリティーを示し、海南の無形文化遺産の素晴らしい魅力を一般の人々に感じさせる。
海南リー錦は3000年以上の発展の歴史を持つ。その技術は、中国、ひいては世界最古の紡織染色刺しゅう技術であり、中国繊維産業の「生きた化石」として知られる。2009年、リー錦織は国連教育科学文化機関(ユネスコ)のList of Intangible Cultural Heritage in Need of Urgent Safeguarding(緊急に保護する必要のある無形文化遺産リスト)の第1弾に登録された。
Hainan Brocade and Embroidery World Culture Weekの重要な活動の1つとして、「Brocade and Embroidery World(錦織と刺しゅうの世界)」をテーマに、2022年第1回無形文化遺産の伝統刺しゅう印刷染色芸術展が海口で始まった。壮錦(壮の錦織)技術、赫哲族の魚皮衣制作技術、宋錦(宋錦織)織物技術など、多くの優れた無形文化遺産プロジェクトが中国全土から海口に集結した。無形文化遺産のライブ実演を行った代表的継承者は、多くの市民や観光客を引き付け、彼らは体験に積極的に参加した。
さらに、Hainan Brocade and Embroidery World Culture Weekは、海南自由貿易港の優れた伝統文化をさらに推進するために、Hainan Brocade and Embroidery World Culture Week Promotion Conference(海南錦織と刺しゅう世界文化週間推進会議)、2022年第2回Hainan Creative Design Exhibition of Excellent Clothing With Patterns of Li and Miao Ethic Group(海南リー(黎)族・ミャオ(苗)族模様の優れた衣服クリエーティブデザイン展)などの一連の活動も開催した。
紹介パンフレットによると、この文化週間は「inheritance, innovation and to co-create a brocade and embroidery world(継承、革新、錦織と刺しゅうの世界を共創する」をテーマに、リー錦(リー錦織)文化を中核として、ファッションパフォーマンス、ブティック展示会などを通じて、錦織・刺しゅう文化の魅力を示し、国際的な観光と消費の中心地としての海南の構築を後押しする。
ソース:Department of Tourism, Culture, Radio, Television and Sports of Hainan Province
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(画像説明:「Clothing under the Sun」ファッションショー)