CATLがCTP3.0電池「麒麟(Qilin)」を発表、世界最高の集積レベルを達成
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【寧徳(中国)2022年6月23日PR Newswire=共同通信JBN】CATL(Contemporary Amperex Technology Co., Limited)は、同社の第3世代CTP(セルトゥパック)技術の「麒麟(Qilin)」を発表した。記録的な体積利用効率72%と最大1キログラム当たり255ワット時(Wh/kg)のエネルギー密度で、1000kmを超える距離を簡単に到達できるこれまでで世界最高の集積水準を実現する。
CATLは電気化学の本質そのものに焦点を当て、システム構造の革新の限界を超えて前進する試みを続ける。CATLは2019年、世界初のモジュールレス電池パックCTPを発表、50%を超える体積利用効率達成で主導権を握った。コアプロセス、アルゴリズム、素材の突破口とともに、CATLは中国神話の伝説上の動物にちなんで名付けた「麒麟(Qilin)」によって電池構造を定義し直す。
▽機能統合
CTP3.0電池では、内部クロスビーム、液体冷却プレート、熱パッドは多機能弾性中間層に統合された。中間層に内蔵のマイクロンブリッジも備え、セル内の変化に柔軟に対応して寿命全体を通じて電池の信頼性を向上させる。セルと多機能弾性中間層で構成される統合エネルギーユニットは、より安定した耐荷重構造を駆動方向に向けて垂直に構築するので、電池パックの耐衝撃・耐振動性を高める。
▽システム構造の再構築
その正確なコンピューター計算とAIシミュレーション機能を活用するCATLは、電池の全寿命の利用シナリオに関係する電池設計の限界を探究している。独創的なボトムシェアリング設計により、構造保護、高電圧接続、熱暴走用の保護ベントを含むさまざまなコンポーネントのスマートな配置が可能になり、電池容量をさらに6%増やす。一方、CTP3.0電池は同時に、ボラード試験など国内基準で要求される電池安全性試験の基準を満たしている。
▽破壊的革新の水冷設計
液体冷却機能部品を隣接するセル間に配置することで、先駆的な大表面セル冷却技術は伝熱面積を4倍増やし、熱制御時間を半分に短縮、5分のホットスタート、10分の急速充電をサポートする。これは、極端な状況でセルを急速に冷却でき、セル間の異常な熱伝導を効果的に防ぐ。さらに、それは全化学システムの熱安定性と熱安全性を実現し、より高いエネルギー密度の材料との互換性をもたらす。
材料、セルからシステム構造まで、体系的なエンジニアリングの考え方がCATLの全研究開発チェーンに行き渡っている。上記の技術革新により、CTP3.0電池はエネルギー密度を三元電池システムでは255Wh/kg、リン酸鉄リチウムイオン(LFP)電池システムでは160Wh/kgに増加できる。同じ化学システムと同じパックサイズで、それは4680型電池よりも13%多い電力を供給でき、距離、急速充電、安全性、耐用年数、効率、低温性能の全面的な向上を実現する。
CTP3.0電池、または麒麟(Qilin)は大量生産され、2023年に市場に出る発売である。ミクロの世界でのコンピューターシミュレーションから電池構造内部の巧妙な合理化まで、CATLは引き続き技術の創意工夫と独自の革新に重点を置き、電気自動車による化石燃料車追い越しの促進を目指している。
ソース:Contemporary Amperex Technology Co., Limited
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(画像説明:5分のホットスタート、10分の急速充電)
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(画像説明:CTP3.0麒麟(Qilin)電池対4680型電池)
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(画像説明:CTP3.0麒麟(Qilin)電池の性能)