Omdia:モバイル市場が過去12年間で最高の収益成長率
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【ロンドン2022年6月24日PR Newswire=共同通信JBN】世界のサービスプロバイダーとモバイル市場を対象としたOmdia(https://omdia.tech.informa.com/?utm_source=mobilerevenue&utm_medium=PR&utm_campaign=SP )の分析によると、2022年第1四半期のモバイル収益は前年同期比5.5%増の2100億ドルで、新記録となった。モバイル市場がこの水準の成長を達成したのは、4Gが開始され、モバイル普及率が現在の半分だった2010年以来で初めてである。
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収益増は世界中で見られたが、一部地域は他の地域よりもさらに好調だった。インド、パキスタン、バングラデシュを含む中央・南アジアは年間成長率が記録的な14.5%だった。次いで、アフリカ、中東、東欧がいずれも年率9-10%の成長率だった。北米と南米も年間成長率がそれぞれ6.5%、7.8%で好調だった。最下位は西欧(2%)とオーストラリア、中国、インドネシア、韓国、日本を含む残るアジア諸国(2.7%)だった。
世界中の通信事業者は成長を享受し始めており、上位20社のうち17社が第1四半期に成長を経験した。インドのBharti AirtelとReliance Jioは2桁の収益増となり、米国の事業者も、ベライゾン(9.5%)、T-モバイル(6.6%)、AT&T(4.8%)など、年率約5%あるいはそれ以上の生長を記録した。
新型コロナウイルス感染症(COVID)からの回復、5G、IoTが2022年第1四半期の成長の3つの中核的な原動力だったが、将来的に市場に影響を及ぼす可能性のある他の要因も登場している。
Omdiaでサービスプロバイダー市場を担当するRonan de Renesse上級リサーチダイレクター(https://bit.ly/3QiKsFT )は「この成功は長続きしないのだろうか。おそらくそうだ。2022年第2四半期とそれ以降を展望すると、収益は引き続き成長を続けると予想されるものの、第1四半期よりも緩やかなペースになるだろう」と語った。
中国での厳しいCOVID規制は、東南アジアの収益にマイナスの影響を与えるだろう。東欧では、ロシア・ウクライナ紛争の解決の見込みがまだ不透明なため、その影響は第2四半期以降により大きくなるだろう。
de Renesse氏は「将来的には、インフレや世界的な景気後退などのマクロ経済要因が、消費者のモバイルサービスへの購入意欲に影響を及ぼすだろう」と付け加えた。
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ソース:Omdia