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済南ハイテク区:中国・ドイツ協力における迅速な開発のためのプラットフォームを確立

2022.06.23 18:50

 
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202206232912-O5-u72b9Fu9

AsiaNet 96642 (1462)

【済南(中国)2022年6月22日新華社=共同通信JBN】詩文化の遺産に焦点を合わせた中国最初の街であるJiaxuan Cultural Tourism City(稼軒文化観光都市)の建設が済南ハイテク区(Jinan Innovation Zone、済南高新区)で始まった。山東省の省都で、いわゆる「泉の都市」と呼ばれる済南にある済南ハイテク区は、中国の国家ハイテク産業開発区第1陣の一部で、総合力ではトップ10の国家ハイテク産業開発区にランクされている。国際協力の重要窓口である同区は500超の外資系企業を誘致し、うち60以上がドイツ企業である。中国の長江の北にあるこの最初の中国・ドイツ協力区は済南ハイテク区に位置している。済南ハイテク区管理委員会によると、同区は将来的には、世界クラスの中国・ドイツ協力区と産業クラスターの新たな中心に変貌する。

▽多数のドイツ企業が市内に設立され、中国・欧州協力の加速をもたらす

済南ハイテク区に設けられたSino-German Cooperation Zone(中国・ドイツ協力区)は次世代情報技術、インテリジェント製造業、空港関連の近代サービス産業など、幅広い産業の発展に注力している。ハイエンドの要素と特徴的な産業が豊富にあるグリーン産業エコタウンの構築を目的として、50万平方メートルのドイツの標準的な工業団地とさらに15万平方メートルの支援事業団地が設立された。稼軒文化観光都市は完成後、飲食店、住宅、旅行サービス、観光事業者、ショッピング、ヘルスケア、教育の統合チェーンを構築することにより、住宅とビジネスの両セクターの相互利益のために同協力区の環境をリフレッシュし、中国・ドイツ協力の済南ハイテク区に極めて高い評価を生み出している。

中国・ドイツ協力区には、ドイツ企業向けに特別に設計された人材育成システムも備わっている。同区はFesto Chinaおよび山東英才学院と協力し、産業クラスター成長のための人材育成を目的としてGerman Practices Workshopを立ち上げた。さらに、欧州最大のアプリケーション研究機関であるFraunhoferと共同で、デジタルシミュレーション実証プラットフォームを構築した。また、外資系企業に包括的な知的財産(IP)サービスを提供する欧州標準プラットフォームも備えている。済南空港には現在、フランクフルト行きの直行便があり、近い将来、頻度は週2便に増加し、済南・ドイツ間の双方向ファストトラックが実現する。

近年、この工業団地群は、ボッシュ、フォルクスワーゲン、Hengstなどの業界リーダーを含む世界のトップ500社から大きな関心を集めている。フォルクスワーゲンの部品生産能力拡大プロジェクトとBMTS Technologyの生産能力拡大プロジェクトの両方が進行中である。

▽2国間イノベーションにおける協力強化のために海外に貿易事務所を設立

済南ハイテク区はドイツとの協力の長い歴史を持っている。済南ハイテク区は2013年、欧州のシリコンバレーとしても知られるドレスデンにDresden - Jinan Contact Office(Dresden - Jinan Industry Cooperation Office=ドレスデン・済南産業協力事務所)を設立し、11月には済南に事務所を設けた。両事務所は、リソース蓄積、プロジェクト協力、文化交流などの分野で協力を行ってきた。中でも双方は、済南にあるGerman 3S-Smart Software Solutions GmbHのR&D(研究開発)センター、Hoteam Softwareとケムニッツ工科大学が共同で立ち上げたSino-German Intelligent Manufacturing Demonstration Labなど、12を超える協力プロジェクトを促進してきた。双方はまた、世界的に有名なドレスデン聖十字架合唱団を招待して済南でコンサートを開催し、両国間の文化交流を強化した。

これまで済南ハイテク区は、欧州5カ国の7つの都市にオフィスを開設した。これは欧州との協力のための包括的レイアウトの重要な出発点である。

▽中欧協力における評判の高い対外協力の新しい章を開く

2015年、Sino-German SME Cooperation & Communication Conference(中国・ドイツ中小企業協力・コミュニケーション会議)が両国間交流の新たなプラットフォームとして立ち上げられた。同会議は、中国工業情報省と山東省政府が後援し、済南市政府と山東省工業情報技術部が共催した。6年連続で開かれた同会議は、済南がドイツおよび欧州とのオープンな開発・協力を追求する重要な手段である。ドイツのゲアハルト・シュレーダー(Gerhard Schroder)元首相、マーティン・シュルツ(Martin Schultz)連邦議会議員、ルドルフ・アルバート・シャーピング(Rudolf Albert Scharping)元国防相など、多くの著名なゲストが会議に出席した。会議では105件のプロジェクトが調印され、総投資額は479億6400元に達した。

2020年にChina SME International Cooperation & Communication Conference - 2020 Sino-German (Europe) SME Cooperation & Communication Conference(2020年中国中小企業国際協力・コミュニケーションおよび中国・ドイツ(中国・欧州)中小企業協力・コミュニケーション会議)に改称された同会議は、その目的を中国・ドイツ協力から中欧協力に拡大した。世界中の10を超える国・地域から1000超の企業と5000人超のゲストがオンラインとオフラインで会議に参加し、中国・ドイツと中国・欧州のSMEの協力とコミュニケーションのための強力なプラットフォームを形成した。

今日、うらやましいほどの名声を持つ同会議は、オープンな開発を実践し、開放プロセスを強化し、中国企業と外国企業間の交流と相互学習を促進するための省・市レベルでの重要な手段になっている。このダイナミックかつ近代的な都市は、相互交流と協力の架け橋を築き、中国・ドイツ協力における済南ハイテク区の役割を強化することにコミットしている。

ソース:Jinan Innovation Zone Administration Committee

画像添付リンク:
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画像説明:中国・ドイツ協力区

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画像説明:済南-フランクフルト/ドイツ路線乗務員とのビデオ会議

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画像説明:ドレスデン・済南産業協力事務所の外観

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画像説明:済南で行われたドレスデン聖十字架合唱団コンサート

Link: http://asianetnews.net/view-attachment?attach-id=423898
画像説明:China SME International Cooperation & Communication Conference / 2020 Sino-German (Europe) SME Cooperation & Communication Conference

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