SENTINEL DIAGNOSTICSが免疫学的便潜血検査用の全自動ハイスループット分析装置を発売
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【ミラノ2022年6月15日PR Newswire=共同通信JBN】最先端の臨床化学、免疫化学、分子診断プラットフォーム向け臨床診断薬の開発・製造に35年以上注力してきたイタリア企業Sentinel Diagnosticsは、大腸がん検診機関や大規模臨床検査機関のニーズの高まりに対応するため、免疫学的便潜血検査(FIT)用の全自動ハイスループット分析システム「SENTiFIT(R)800」の発売を発表した。
大腸がん(CRC)は、最も危険で致命的ながんの1つである。欧米諸国では、がん関連死の死因の第2位となっており、年間約200万人が新たに罹患し、約90万人が死亡している(www.iarc.fr )。CRCは早期に診断されれば、ほとんどの場合治癒が可能で、このため、多くの国が、がんを早期に発見し、治癒をより効率的にし、死亡率を大幅に低下させるために、国または地域で検診を実施している。こうした検診プログラムで毎年数百万人が検査を受けているが、これが検査機関の実務体制に新たな課題を生んでいる。新しいハイスループット分析装置SENTiFIT(R)800は、最も厳しい状況下のスループット、自動化、精度ニーズに対応できる。
Marco Buonaguidi営業・マーケティング責任者は「Sentinel Diagnosticsは20年近くにわたり、高品質の検査キットFOB Gold(R)と分析装置で大腸がんとの闘いをサポートしてきた」「SENTiFIT(R)800は、FIT検査センター向けに特別に開発され、消化器疾患の診断分野における当社の取り組みを強化する方向にさらなる一歩を踏み出すものだ」と語った。
分析装置SENTiFIT(R)800は、最大で毎時550回の処理能力があり、年間100万検体を全自動・完全トレーサビリティーで検査できる、便潜血検査専用のハイエンドシステムである。作業時間の短縮、リソース管理の改善、手作業ミスの減少を実現する。同システムは、専用のサンプルローダー(ラックハンドラーRH-150)から分析ユニットへ最大250検体が安定的に供給される。
CEマーク取得済みの分析装置SENTiFIT(R)800は、便潜血(FOB)識別の完璧なソリューションであるFOB Gold(R)、腸内炎症の有無を識別する第一選択検査である便中カルプロテクチン測定試薬キットCALiaGold(R)と互換性がある。
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ソース:Sentinel Diagnostics