ProximieがシリーズCラウンドで8000万ドルを調達し、フルサービスの接続された外科プラットフォームの製品拡大を加速
AsiaNet 96490 (1378)
【ロンドン2022年6月14日PR Newswire=共同通信JBN】
*資金調達はAdvent Life Sciencesが主導。新たな投資家にはEmerson Collective、ソフトバンク・ビジョン・ファンド2、British Patient Capital、Mubadala、Minderoo Foundationが含まれている。
*調達資金は接続された外科治療を提供する集中型プラットフォームであるProximieのOperating System for the Operating Room(手術室向けのオペレーティングシステム)の開発と規模拡大を加速することに充てられる。
手術室(OR)をデジタルでつなぐ世界的な医療技術プラットフォームであるProximie (https://proximie.com/ )は、シリーズCエクイティーファイナンスで8000万ドルの資金調達を順調に完了したと発表した。この投資は、Proximieが契約総額を大幅に増やし、1万3000件を超す手術をサポートし、世界的な事業領域を100カ国に拡大した1年間に続くものである。
Photo - https://mma.prnewswire.com/media/1838600/Proximie_in_action_OR.jpg
Photo - https://mma.prnewswire.com/media/1838599/Dr_Nadine_Hachach_Haram_headshot.jpg
今回の資金調達ラウンドは、革新的なライフサイエンス企業を構築している大西洋をまたぐ大手ベンチャー投資家の1つであるAdvent Life Sciencesが主導し、Laurene Powell Jobs氏が設立したインパクト投資家のEmerson Collective、ソフトバンク・ビジョン・ファンド2、British Patient Capital、Mubadala Investment Company、Minderoo Foundationといった新規投資家が参加した。F-Prime Capital、Eight Roads、Questa Capital、Global Ventures、Maverick Ventures といった既存投資家も今ラウンドに参加した。
調達した資金は主要製品とサービスの開発加速やProximieの市場エコシステムの構築、コネクトされた外科治療を提供する集中型プラットフォームである同社のOperating System of the OR(手術室のオペレーティングシステム)の規模拡大に充てられる。Proximieの技術を活用する病院および外科センターは、患者治療の提供を支援できる術前データや、治療の記録、研修、提供のためのリアルタイム協調ツール、コンテンツを取得して同僚に提供するための術後のコンテンツ管理ツールを利用できるようになる。Proximieはこれらを合わせることにより、医療システムがOR向けのインテリジェントなデジタルレイヤーを確立することを可能とし、時間や経費を節約し、より多くの生命を救うことを実現する。
Proximieは世界の500を超える病院での外科専門領域事例に用いられている。病院はProximieの技術を利用してCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)後の未処置手術の効率性を高め、経費を維持しながら外科医の研修速度を上げ、ハブを構築し、中心地での外科治療と専門技能に集中させて移動に関連する時間と経費を軽減するモデルを示してきた。
Proximieの最高経営責任者(CEO)で創業者であるNadine Hachach-Haram博士は次のように語った。
「われわれのビジョンは世界のすべてのORとカテーテル検査室を結び付けることで得られる、より優れたデータを通じて手術を民主化することである。われわれは外科医がどんなORにもバーチャルに参加できることを可能にするこの旅を始めた。今やわれわれは、この能力を活用して手術室をデジタル化し、患者に世界で最高の外科医による蓄積された専門知識をもたらしている。ここでは、Proximieに蓄積され、共有されているデータは、患者がどこで生活しているかにかかわらず、彼らが命を救う治療を受けるのを支援することができる」
現在、50億人が安全な手術を受けることができず、毎年1800万人以上が手術を受けられないことが原因で死亡している。2016年に設立されたProximieは、外科医が世界のどんな手術室にもバーチャルに「手指を洗って入室する」ことができるようにするツールであり、トップクラスの外科医の技能をトップクラスの外科治療を受けられない地域へと広げている。COVID-19のパンデミックにより移動とアクセスが制限されたことが背景となってProximieは急成長し、5大陸の100を超す国に拡大し、医療混乱の時期に外科医が命を救う治療を提供するのを手助けしている。
Advent Life SciencesのゼネラルパートナーのShahzad Malik博士は次のように語った。
「Proximieが世界的な事業規模と製品機能を拡大していく中で、同社および世界クラスの投資家グループと連携できることを喜んでいる。同社は、パラダイム変化をもたらす手法で人類の健康と医療の提供にプラスの影響をもたらす能力のある、クラス最高の革新的なライフサイエンス企業を支援するというわれわれの精神に最も適している」
今回の資金調達が順調に完了したことにより、Proximieの創業以来の調達総額は1億3000万ドルに達した。
SoftBank Investment Advisersのインベストメントディレクター、John Cassidy氏は次のように語った。
「パンデミックは世界でバーチャル臨床治療の導入を急速に加速させた。Proximieの技術プラットフォームは、人工知能(AI)、機械学習、拡張現実を一体化して手術室のライブシェアリングを促進し、接続された外科治療エコシステムを作り出して患者と病院を一段と支援している。われわれはNadine Hachach-Haram博士およびProximieのチームと連携し、世界最良の臨床実務を共有することにより命を救うという彼らの使命を支援できることをうれしく思う」
編集者注意
▽Proximieについて
*Proximieは手術室や診断室のデジタル化に重点的に取り組んでいるグローバルな医療技術プラットフォームである。
*Proximieの使命は接続された外科プラットフォームを実現し、世界で質の高い外科治療の提供を支援することである。Proximieのすべての手術は記録・分析され、最良事例を伝えるものとして将来活用することができる。
*Proximieは手術室をグローバルに接続することで、医療エコシステム全体に最良事例を自然に提供する、豊富で洞察に満ちたデータセットを促進している。
*ProximieはNadine Hachach-Haram博士によって設立され、これまでに数万件の外科手術を実施し、5大陸100カ国の500を超える病院に配置されている。
*Proximieは35以上の大型医療機器企業と契約を結び、英国、米国、欧州連合(EU)の90%の手術室と診断室で利用され、20を超す医学雑誌に掲載されている。
*詳細はウェブサイト(www.proximie.com )を参照するか、Twitterで@ProximieAR(https://twitter.com/ProximieAR?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor )のフォローを。
▽Advent Life Sciencesについて
*Advent Life Sciencesは、満たされていない医療ニーズに第1級あるいはクラス最高のアプローチを有する初期段階および中期段階のライフサイエンス企業に資金提供と投資を行っている。
*投資チームは経験豊かな専門家で構成され、全員が広範囲に及ぶ科学、医療、手術の経験と、米国および欧州で起業家として、また投資で成功した長年にわたる実績を有している。
*同社はライフサイエンスの幅広い分野に投資している。それには創薬、実現技術、デジタルヘルス、医療技術などが含まれ、革新的でパラダイム変化をもたらすアプローチに重点を置いている。
*Advent Life Sciencesは、英国、米国、フランスで事業を行っている。
*詳細はウェブサイト(www.adventls.com )を参照。
ソース:Proximie