シェフラー 新しい中央研究所の定礎式を実施
中央研究所にシェフラーのコアをなす専門知識と基幹技術を統合
数千万ユーロを投じ、シェフラーの将来および経済立地としてのドイツの地位をより強固なものに
17,000平方メートルを超える延べ床面積で360人の従業員が働く15の研究室を備えた最先端の建物は、グリーンビルとして新しいサステナビリティ基準を設定
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202206072226-O1-DHN5OQeu】
ヘルツォーゲンアウラッハの自社敷地内で行われた中央研究所の定礎式に出席した(左から)リサーチ・イノベーションおよびコーポレートコンピテンスセンター・セントラルテクノロジー部門責任者ティム・ホーゼンフェルト工学博士、最高技術責任者ウーヴェ・ワグナー氏、スペースマネジメント&ニューワーク部門企業不動産担当部長サンドラ・ケルナー氏、最高執行責任者アンドレアス・シック氏、ヘルツォーゲンアウラッハ施設長アレクサンダー・プッツ博士、そしてイノベーションプロジェクトのプロジェクトマネージャー、スヴェン・ブラント氏
2022年6月2日|Herzogenaurach / Yokohama | 自動車および産業機械分野のサプライヤーであるシェフラーは、ヘルツォーゲンアウラッハの自社敷地内に建設予定である中央研究所の定礎式を行いました。8,000万ユーロを投じてこの最先端施設を建設することは、ロードマップ2025の重要な要素です。厳しい市場環境が続きますが、シェフラーはこの未来志向型プロジェクトを進めていく所存です。2023年に完成予定で、2024年初めには開所の計画です。
シェフラーAG最高経営責任者(CEO)のクラウス・ローゼンフェルドは次のように述べています。「シェフラーの競争力と発展を将来にわたって確かに持続させていくため、中央研究所は当社にとって極めて重要です。施設新設により、研究開発分野においてシェフラーのコアをなしている専門知識と基幹技術を統合することができ、また、シェフラーグループ本社があるヘルツォーゲンアウラッハの地位強化にもつながります。さらに、経済立地となるべくドイツ国への約束であり引き続き戦略的なロードマップに沿って歩みを進める当社の姿勢を明確にする象徴でもあります」。
中央研究所のほかにも、シェフラーは、ヘルツォーゲンアウラッハに水素技術コンピテンスセンターを建設中です。また、つい最近では、フランケン地方のホーホシュタット・アン・デア・アイシュの自社敷地内に、完全に自動化且つデジタル化された工具製造のツールテクノロジーセンターを開設しました。さらに、シェフラーAG自動車技術部門の本部があるドイツ・ビュールに電動モビリティ向け世界トップレベルの一次工場を建設中です。ドイツ国内での投資は長期的に見て今後の成長分野での雇用確保につながると考えています。
中央研究所で未来のテクノロジーを創出
ヘルツォーゲンアウラッハに新設される中央研究所は、17,000平方メートルを超える延べ床面積に360人超の従業員が働く15の研究室から構成される、部門横断的な複合研究施設です。シェフラーAG最高技術責任者のウーヴェ・ワグナー氏は次のように述べています。「シェフラーは常に、最高レベルのイノベーション力と卓越した開発力を発揮してきました。中央研究所を新設することで、長期的には専門知識を増強することができ、また、同施設で生み出されるソリューションによって自動車および産業分野の発展にも寄与できると考えています。開発プロセスでのシナジー効果により、電動モビリティ、水素および再生可能エネルギーといった将来性のある分野において技術の最適化を可能とし、最終的には、製品ソリューションをより早く市場に投入できるようになると考えています」。
新しい中央研究所では、シェフラーの研究開発に関係する広範囲のテーマ、特に、測定、試験、校正システム、金属材料、化学材料、コーティングおよびナノテクノロジー、そして動作寿命およびシステム信頼性の最適化などといった主要な技術分野を扱う予定です。その中でも焦点は、高分解能な測定技術(精密計測、化学、物理学、電子工学、および分析・解析)を駆使した、金属材料、化学材料、コーティングおよびナノテクノロジー分野の研究開発です。
シェフラーAGリサーチ・イノベーションおよびコーポレートコンピテンスセンター・セントラルテクノロジー部門責任者のティム・ホーゼンフェルト工学博士は次のように述べています。「中央研究所は、分析手法と専門知識を組み合わせた類を見ない各種サービスを網羅し、当社のイノベーション力とスピードをさらに向上させることが可能となります。この施設では、実験室の条件に関して新しい基準を定めており、これによって、たとえば、高分解能の分析および測定技術ならびにオーダーメイドの材料開発が可能となります」。中央研究所は、、DGNB(ドイツサステナブル建築協会)のサステナビリティ基準であるゴールドスタンダードの最新版に基づくグリーンビルディングとして建設され運営されます。また、シェフラーは、この中央研究所を外部のお客様にもご案内する予定です。そのため、デジタル化および人工知能の利用に関する研究施設や及びプレゼンテーションエリアがこの計画に盛り込まれています。
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17,000平方メートルを超える敷地に15の研究施設を集約。ヘルツォーゲンアウラッハの自社敷地内に最先端の中央研究所を建設中
シェフラージャパンwebsite:
シェフラー 新しい中央研究所の定礎式を実施 | プレスリリース | シェフラージャパン (schaeffler.co.jp)
シェフラーグループ – We pioneer motion シェフラーグループは自動車および産業機械分野における世界的なリーディングサプライヤーとして、75年以上にわたり、モーションとモビリティの分野において画期的な発明や開発を行ってきました。 電動モビリティ、CO₂効率に優れたドライブシステム、インダストリー4.0、デジタル化、そして再生可能エネルギーなどのための革新的なテクノロジーや製品及びサービスの提供において、当社はモーションとモビリティをより効率的でインテリジェントかつ持続可能なものにするための信頼されるパートナーです。また当社はパワートレインやシャシー用の高精度コンポーネントやシステム、多くの産業機械用の転がり軸受や滑り軸受のソリューションを開発・製造している技術会社です。シェフラーグループは2021年には約139億ユーロを売上げました。約83,000人の従業員を擁するシェフラーは世界最大級のファミリーカンパニーです。また、シェフラーは2021年には1,800件以上の特許出願を行っており、DPMA(ドイツ特許商標庁)によればドイツで3番目に革新的な企業です。