エンドトキシン除去技術 受託サービスの提供開始
エンドトキシン分析器販売国内トップシェア・富士フイルム和光純薬社と代理店契約締結
2022年6月2日
長瀬産業株式会社
エンドトキシン除去技術 受託サービスの提供開始 エンドトキシン分析器販売国内トップシェア・富士フイルム和光純薬社と代理店契約締結 ナガセケムテックスの精密有機合成技術を活用 医療機器メーカー等のニーズに対応
長瀬産業株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:朝倉 研二、以下「長瀬産業」)は、
医療機器や医薬品製造、細胞培養などライフサイエンス分野で注目されるエンドトキシン除去技術を活用した受託サービスの提供を開始しました。サービス提供に伴い、エンドトキシン分析器の販売において国内トップシェアである富士フイルム和光純薬株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長 白木 一夫、以下「富士フイルム和光純薬」)との代理店契約を締結、同社の広範な販売チャネルを通じて医療機器業界の企業、研究機関等に本サービスを提案・提供いたします。
エンドトキシンはグラム陰性菌の細胞壁成分からなり、生体内に取り込まれた場合、発熱やショック反応を引き起こす外因性発熱物質として知られています。エンドトキシンを除去、管理するニーズは従来からありましたが、安定的に低エンドトキシンバイオマテリアルを得る精製プロセスの構築には高い技術力や設備が必要となることや、精製コストが高くなるといった課題がありました。
NAGASEグループでは、製造子会社の中核でエレクトロニクス、バイオ、環境・エネルギー等の分野で強みをもつナガセケムテックス株式会社(本社:大阪市西区、代表取締役社長:藤井 悟、以下「ナガセケムテックス」)が低エンドトキシン材料を開発(※1)、2020年より長瀬産業が販売を行っています。本受託サービスは、低エンドトキシン素材の販売を通じて医療機器メーカー等がさまざまな製品からエンドトキシンを除去するニーズが得られたことから、素材の販売に留まらず、除去サービスなどのソリューション提供を目的として展開するものです。長瀬産業では、国内医療機器メーカーや研究機関などへの本サービス提供を通じて、顕在化されていない新たなエンドトキシン除去ニーズへの対応を目指します。
今後は、独自のエンドトキシン除去技術を活用したさまざまなサービスラインナップの拡充に取り組みます。
※1:ナガセケムテックスの精密有機合成技術を駆使し、熊本大学との共同研究にて開発したエンドトキシン除去剤(特許6467652号)を用いた材料。
※“除去”とは、エンドトキシンが一切含まれないことを意味するものではありません。
■ 富士フイルム和光純薬社の概要
【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M105348/202206022037/_prw_PT1fl_QU9BCD3e.png】
◆ナガセケムテックス「エンドトキシン除去技術」について
ナガセケムテックスのエンドトキシン除去剤は、静電相互作用や疎水性相互作用により、効率的にエンドトキシンを除去することが可能です。従来の除去技術に比べエンドトキシン吸着容量が大きく、特徴的にエンドトキシンを除去することが可能です。従来技術では難しかった高粘性液体(天然高分子など)からでもエンドトキシンを効率的に除去可能です。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202206022037-O1-5HMpnVJn】
◆本件に関するお問い合わせ先
長瀬産業株式会社 URL:https://www.nagase.co.jp/
<事業に関するお問い合わせ>
カラー&プロセシング事業部 ポリマープロダクツ部 TEL:03-3665-3866
<報道に関するお問い合わせ>
サステナビリティ推進本部 広報・ブランディング室 TEL:03-3665-3640