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ExoCoBioが脂肪幹細胞由来のエクソソームによる皮膚炎症緩和で日本の特許取得

2022.05.09 09:50

AsiaNet 95775

【ソウル(韓国)2022年5月9日PR Newswire】

*エクソソームベースの皮膚炎症治療薬や化粧品の開発に向けた技術的基盤となる

*高い有効性を持つ世界最高のエクソソームの大量生産に向けたExoSCRT(TM)の技術的実現性を証明

幹細胞エクソソーム業界で世界4大企業の1つであるExoCoBio Inc.は、幹細胞由来のエクソソームが皮膚炎症を緩和する有効成分であることを証明する特許(登録番号 6970459)を日本国特許庁から取得したと発表した。

本特許は、かゆみや炎症を伴う皮膚炎に関して、現在知られているものより高い有効性と安全性を持つ治療薬の開発を目指し、情熱的な研究開発を進めてきた成果である。ExoCoBioは、本特許の技術が、脂肪幹細胞培養液から分離したエクソソーム「ExoSCRT(TM)」を使うことで、幹細胞や幹細胞培養液から生じる安全性の問題を解決し、皮膚炎の予防、改善、緩和、治療に対するエクソソームの有効性を証明できることを発見した。さらにエクソソームExoSCRT(TM)は、皮膚炎症治療の新薬として科学的に極めて重要な役割を果たすことが期待されている。

現在、皮膚炎症の治療薬としては、ステロイド剤、抗ヒスタミン剤、免疫抑制剤のシクロスポリンAなどが販売されている。しかし、これらの使用については、虫蝕様皮膚萎縮、血管拡張、色素脱失、注射後の過敏症、耐性、好中球減少など重大な副作用の懸念が高まっている。これに対しエクソソームベースの医薬品は、重篤な副作用のない炎症性皮膚疾患の根本的治療薬になると期待されている。

特許対象の要点は以下の通り。

*エクソソームExoSCRT(TM)は、皮膚炎症の主な原因である炎症性サイトカインなどの炎症因子の生成を抑制する

*エクソソームExoSCRT(TM)は、炎症性免疫細胞の活性を抑制することで皮膚炎症を予防、緩和、治療する医薬品や化粧品の有効成分として開発できる

*エクソソームExoSCRT(TM)は、皮膚バリアの鍵となるセラミド生合成を促進する

*ExoCoBioが開発した幹細胞エクソソーム製造技術「ExoSCRT(TM)」は、高品質エクソソーム製造に重要な役割を果たすことが科学的に証明されている

本特許に関連してExoCoBioは2018年、Stem Cell Research & Therapy誌に、エクソソームExoSCRT(TM)が表面マーカー(CD9、CD63、CD81)に対する抗体でアトピー性皮膚炎症を緩和するとの論文を発表した(同論文については、以下を参照:https://stemcellres.biomedcentral.com/articles/10.1186/s13287-018-0939-5 )。

さらに補足文書として、ExoCoBioは2020年、エクソソームExoSCRT(TM)がアトピー性皮膚炎症におけるセラミドのデノボ合成を促進するとの論文をCells誌で発表した(同論文については、以下を参照:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32164386/ )。

ExoCoBioは、本特許が再生美容や皮膚炎症の予防、緩和、治療に関する医薬品の技術的基盤となると考えている。さらにExoCoBioは、本特許に基づき、エクソソームExoSCRT(TM)に日本の化粧品・医薬品分野でのビジネスチャンスを見込んでいる。

ソース:ExoCoBio Inc.

(日本語リリース:クライアント提供)

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