ファーウェイがGlobal Data Center Facility Forum 2022で持続可能なデータセンターを推進
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202204280646-O1-G3489Nb3】
AsiaNet 95706 (0957)
【モナコ2022年4月27日PR Newswire=共同通信JBN】ファーウェイ(Huawei、華為技術)は4月26日、データセンター業界の持続可能性を推進するため、「Smart DC, Building the Future(未来を創るスマートDC)」をテーマとする「Global Data Center Facility Forum 2022(グローバルデータセンター施設フォーラム)」をモナコで開催した。この会議には、世界中から200人以上のビジネスリーダー、業界専門家、クライアント、パートナーが集まり、貴重なつながりを築き、脱炭素化やデジタル化などの急速に変化する業界が直面している重要課題について議論した。
ファーウェイの上級副社長でファーウェイ・データセンター・ファシリティー・チームの最高経営責任者(CEO)であるCharles Yang氏は開幕のあいさつで、インテリジェント時代に入り、カーボンニュートラルが世界共通の使命となった今、データセンターではサービス形態、エネルギー供給、運用・保守モデルに変化が起きるだろう、と述べた。ファーウェイ・データセンター・ファシリティー・チームは、組織構造の最適化、イノベーションへの継続的な投資、健全なビジネスエコシステムの構築によってこれらの変化を受け入れ、データセンター業界の持続可能な発展を推進する。
環境に優しいデータセンターは、ネットゼロ目標の達成に重要な役割を果たしている。グリーンで低炭素のデータセンターを追求するために、ファーウェイはデータセンター施設がライフサイクル全体を通じて環境に配慮する必要があると考えている。このため、施設は、プレハブ型モジュール式アーキテクチャーによるグリーン建設、PUEを下げるためのグリーン冷却ソリューション、超高電力密度によるグリーン電源、AI対応のグリーン管理などの特徴を備えている。
Huawei Digital Power Western Europeの社長であるHe Bo氏は、欧州の脱炭素化に向けてグリーンICTが果たす役割について、データセンターなどの低炭素ICTインフラストラクチャーは、欧州が将来的に「2050年までのカーボンニュートラル」という目標を達成する支援をするという重要な役割を果たすだろう、と指摘した。ファーウェイは、デジタル技術とパワーエレクトロニクス技術の統合により、高速配信、極めて低いPUE、集中型エネルギー貯蔵などの革新的なソリューションを提供し、低炭素データセンターを構築して環境に優しい世界の実現に貢献する。
次世代DCに関する基調講演で、ファーウェイデータセンター事業担当グローバル・シニアバイスプレジデント兼最高技術責任者(CTO)であるSanjay Kumar Sainani氏は、次世代センターは集中型、低炭素、スマートになると推測している、と述べた。4つのイノベーション、つまりビット・イノベーション、ワット・イノベーション、ヒート・イノベーション、アーキテクチャー・イノベーションが、未来志向で持続可能なデータセンターを支えていくだろう。
このイベントで、他の業界の専門家は、データセンター業界のグリーンおよびデジタルへの移行を促進する方法についてのそれぞれのインサイトの共有もした。エシュロン(Echelon)のCTOであるSimon McCormick氏は、カーボンニュートラルに向けた同社のデジタルトランスフォーメーションの道筋を紹介した。
Ficoloの最高執行責任者(COO)兼共同設立者であるKim Gunnelius氏は、100%のグリーン電力と低PUEでデータセンターを運用し、業界がデータセンターを通じてカーボンフットプリントの削減を実現することについて述べた。
Africa Data CentresのCTOであるXavier Matagne氏は、モジュールおよびプレハブ建設は、従来のソリューションと比較して、高品質、容易なサイト管理、低リスク、グリーンサイト運営に優れていると強調した。
DBSの上級副社長兼サステナビリティー責任者のPrescott Augustus GAYLORD氏は、金融機関の視点から脱炭素化とデジタル化を達成するための実践を共有した。
▽Datacloud Global Congress 2022のハイライト
4月25日から27日までモナコで開催された、データセンターおよびICT分野の主要イベントであるDatacloud Global Congress 2022(データクラウドグローバル会議2022)で、ファーウェイ・デジタルパワー(Huawei Digital Power)は、低炭素でスマートなデータセンターソリューションを紹介し、データセンター業界を形成するトレンドに関する対話に参加した。
ファーウェイは同社のブースで、エネルギー効率向上のためのPowerPod+Smartリチウム電源供給システム、飲料水の使用を最小限に抑える間接蒸発式冷却ソリューション、迅速な導入と柔軟な拡張性を実現するスマートモジュールDCなどの低炭素のスマートデータセンターソリューションを展示した。
電力を消費するデータセンターのカーボンフットプリントを削減することは、気候変動を緩和するための重要なカギとなる。ファーウェイは、製品、電力、材料を通じてインフラストラクチャー内の二酸化炭素の測定・削減のための方法を管理するために設立された連合であるIMasons Climate Accord(ICA)に正式に参加し、低炭素でスマートな社会への同社の取り組みを鮮明にした。
ファーウェイは今後、コンサルティング、設計、エンジニアリング企業、サプライヤーなどのパートナーと緊密に協力し、オープンでウィンウィンの産業エコシステムを構築して、データセンター産業の持続可能な発展を推進していく。
ソース:Huawei
添付画像リンク:
Link: http://asianetnews.net/view-attachment?attach-id=420096