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G20は議長国インドネシアがロシア・ウクライナ紛争の世界経済への影響に対する解決策を見出すよう希望

2022.04.22 15:16

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202204220346-O1-poK9z908

AsiaNet 95570 (0889)

【ジャカルタ(インドネシア)2022年4月21日アンタラ通信=共同通信JBN】第2回20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁(FMCBG)会議は議長国インドネシアがロシア・ウクライナ紛争に解決をもたらすことを期待していると、インドネシアのスリ・ムルヤニ・インドラワティ(Sri Mulyani Indrawati)財務相が述べた。

インドラワティ氏は21日、第2回G20FMCBG会議の記者会見で「(G20)メンバーは、現在の地政学的状況、特にウクライナでの戦争に関する状況が解決されることを望んでいる」と語った。

同氏は、期待は世界情勢がロシア・ウクライナ戦争に加えて、COVID-19パンデミックのために急速に悪化し変化してきたという事実に基づいているとし、さらに、ロシア・ウクライナ戦争は、エネルギー、食料、肥料の高騰などの面で非常に動的な影響を及ぼすことを確認した。

インドラワティ氏は、現在G20議長国を務めているインドネシアは非常にダイナミックな状況に対処するためすべてのG20諸国と集中的な対話と協議を継続して実施すると述べ、「G20の優れたガバナンスは実際、協議と協力に基づいている」と語った。

インドネシアは、ウクライナの戦争だけでなく、パンデミックにも起因するさまざまな世界的経済リスクから逃れる方法を見つけるため、すべてのG20諸国との話し合いを続けると、同氏は述べた。
財務相は、世界のエネルギーと食料の価格高騰が政策担当者にとってますます困難な状況を生み出す一方、いくつかの国は高インフレの脅威下にあるので、現下の出口戦略の必要性を強調した。

インドラワティ氏によると、G20諸国は、いくつかの国の中央銀行に政策金利の引き上げを促す傾向にあるインフレ圧力が、最終的には予想よりも速い世界的な流動性の引き締めにつながることを懸念している。

したがって、より高いレベルの政策は、回復を後押しし、波及効果の潜在的な影響を減らすため、十分に調整、計画、周知された出口戦略に関連する取り組みの実現が焦点になると強調した。

共同協調行動は、ロシア・ウクライナ戦争の影響の軽減だけでなく、パンデミックの制御も目的としている。行動はG20の優先事項のリストの上位に留まるだろうと述べた。

G20メンバーは、いくつかの地域でCOVID-19感染数の増加を記録、成長に負担をかけ、供給の混乱を長引かせ、インフレ圧力を悪化させ、世界的な回復を遅らせた、と指摘した。

ソース:Ministry of Communication and Informatics

画像添付リンク:
Link: http://asianetnews.net/view-attachment?attach-id=419573
(画像説明: 2022年4月21日のG20第2回FMCBG会議の際に、ジャネット・イエレン米財務長官と会うスリ・ムルヤニ・インドラワティ財務相。それに先立ち、米ワシントンでインドネシアを議長国として開催されたG20第2回FMCBGの会議中、ロシア代表団の出席に抗議して米国、カナダ、英国の財務大臣が退席した。)

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