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令和3年(1~12月)冷凍食品の生産・消費について(速報)

2022.04.22 10:00

令和4年4月
一般社団法人 日本冷凍食品協会

 
4月20日、一般社団法人日本冷凍食品協会(会長 大櫛顕也)では、令和3年の冷凍食品の生産・消費調査結果を公表しました。

◎国内生産量は、前年比2.9%増、出荷額も5.2%増。
◎家庭用は、引き続き増加し、過去最高。業務用も、前年に大幅に減少したが、やや回復。数量・金額ともに家庭用が業務用を上回った。

■国内生産は、数量が1,596千トン(対前年比(以下、同じ)102.9%)と前年を上回り、過去最高だった平成29年の1,600千トンとほぼ同水準。金額(工場出荷額)は7,371億円(105.2%)と前年を上回った。
■家庭用は数量が7年連続増加し、799千トン(103.6%)、金額は3,919億円(105.2%)となり、数量・金額ともに過去最高。業務用は数量が798千トン(102.3%)、金額は3,451億円(105.3%)で前年を上回った。
数量では初めてわずかながらも家庭用が業務用を上回った。金額では前年に初めて家庭用が業務用を上回ったが、3年も同様となった。

◎品目別(大分類)生産量では、農産物は減少したものの、水産物は増加、大半を占める調理食品は増加に転じた。
◎品目別(小分類)生産量では、1位うどん、2位コロッケ、3位炒飯となり3年連続同順位となった。
◎小分類の品目では、パン・パン生地、ギョウザ、カツなどが大きく増加。

■大分類の品目別生産量では、農産物(90.9%)が引き続き減少した。水産物(101.4%)が増加したほか、国内生産の大半を占める調理食品(103.3%)も増加した。
■小分類の品目別生産量では、1位うどん、2位コロッケ、3位炒飯と上位3品目は3年連続同順位であったが、4位のギョウザが大幅に増加し、3位とほぼ同水準となった。
■小分類の品目で前年に対して量的に大きく増加したのは、パン・パン生地( 158.4 %)、ギョウザ( 109.9 %)、カツ( 110.3 %)などであった。

◎冷凍野菜の輸入量(3.8%増)、輸入額(8.9%増)ともに前年を上回った。
◎国内消費量は2.3%増加。1人当たり年間消費量も23.1㎏と23㎏台に回復。

■財務省貿易統計による冷凍野菜の輸入量は、1,072千トン(103.8%)と前年を上回った。輸入額も2,034億円(108.9%)と増加した。
■国内消費量(「冷凍食品国内生産量」、「冷凍野菜輸入量」、「調理冷凍食品輸入量」の合計は、2,905千トン(102.3%)、1人当たりの年間消費量は0.5㎏増加し、23.1㎏となり、前年を上回った。

※詳細はプレスリリースをご確認ください。

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