日本の新築賃貸住宅向け新設ファンドを通じ12棟を取得
東京/シンガポール/ミュンヘン、2022年3月30日
世界最大規模の不動産投資会社であるアリアンツ・リアル・エステートは、Allianz Real Estate Asia-Pacific Japan Multi-Family Fund I(以下、AREAP JMF I)を通じ、東京都内の良質な新築賃貸住宅のポートフォリオを約9,000万米ドルで取得する契約を締結しました。
今回取得するポートフォリオは12棟の新築物件で構成され、計280戸以上、7,500平方メートル以上の賃貸可能面積を有します。対象物件はいずれも東京23区内で最寄り駅から平均徒歩6分圏内の好立地に位置し、主要な設備を完備しています。当ポートフォリオは竣工後に取得する予定であり、アリアンツ・リアル・エステートはAREAP JMF Iの戦略に基づいて、物件のリースアップならびに安定稼働により長期的な保有を目指します。
AREAP JMF Iは2021年12月に設立されたクローズドエンド型ファンドであり、日本の4大都市である東京、大阪、名古屋、福岡に位置する新築住宅への投資に特化しています。当ファンドは現在、アイバンホー・ケンブリッジとアリアンツ・グループ企業からの各エクイティ投資、2.5億米ドルを含め、計7億5千万米ドルのエクイティ・コミットメントとなっており、総資産価値で約20億米ドルの投資可能枠の設定が可能となります。
アリアンツ・リアル・エステート、アジア太平洋地域のヘッド・オブ・アクイジション、ダニー・ファン氏は次のように述べています。「当ポートフォリオはAREAP JMF Iで取得する初めての物件であり、急速な都市化などの長期的トレンドにより裏付けられた、日本の新築賃貸住宅セクターに対する我々の期待に沿ったものです。我々は今後も主要4大都市に位置する良質な物件の取得を継続していく予定であり、また投資家のESGに対するコミットメントの一環として、再生可能エネルギーの利用、グリーンリース契約の締結、物件の環境認証などの取り組みにも注力してまいります。」
アイバンホー・ケンブリッジ、アジア太平洋地域のヘッド・オブ・インベストメント、ローラン・フィッシュラー氏は次のように述べています。「当ファンドの選択基準に合致し、我々の日本とアジア太平洋地域における多角化戦略を強化するポートフォリオを第一弾として取得できたことを嬉しく思っています。不動産価格の上昇に伴い、好立地物件の価格上昇や供給不足が生じる市場で、当プロジェクトは都市再生の利点や居住環境の改善に特化する新たなソリューションを提供してまいります。」
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出典:アリアンツ・リアル・エステート2021年12月31日現在
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