「茨城県がまた『魅力最下位』だけど、今どんな気持ち?」 県庁まで行って聞いてきた
魅力度ランキング、茨城県またも最下位――そんなショッキングなニュースが飛び込んできた。
ブランド総合研究所がまとめている都道府県の「地域ブランド調査」ランキングで、茨城県は「魅力度」「観光意欲度」の2項目で、2年連続で最下位になってしまったのだ。
ちょっと待った。
茨城県といえば、「47位の県?上等でございます」をキャッチフレーズに「なめんなよいばらき県」キャンペーンを2013年7月以来、大々的に展開、あれだけ話題になっていたはず。
なのにまた最下位――これは茨城県が「なめられてる」のではないか。
「なめんなよいばらき県」は空振りに終わったのか。
今、地元の人々は何を思うのか。
スーパーひたちに揺られること1時間あまり。そして水戸駅からバスでさらにおよそ20分。
茨城県庁に到着した筆者は、広報広聴課・広報戦略室室長補佐の平根委さんに、インタビューをお願いした。
――さっそくですが、「魅力度最下位」への感想をお聞きできれば。
「実際に来た人からは『茨城っていいところじゃないか。なんで最下位なんだ?』という声もいただいています。広く茨城のいいところを知ってもらえてないのは私たちのPR不足ですが、とにかく現地に来て見てもらえれば、茨城の魅力は伝わると思うんです」
一喜一憂しても仕方がない――返ってきたのは「最下位」に意気消沈、なんてことはない、やる気に満ちた答えだった。
では、「なめんなよ」キャンペーンは実際のところ、どうだったのか。
("「なめんなよいばらき県」が、長年の県民性を変えようとしている"に続く)