貧乏学生でいい加減な生活をしていた私。電車で友人と話していると、近くの見知らぬ女性客が
大学生時代、Jタウンネット読者のOさんはいわゆる貧乏学生だった。
ある日のこと。食事をとらずに友人と電車で出かけていると......。
<Oさんからのおたより>
今から60年程前の大学時代のことです。
貧乏学生であった私は、毎日3食食べることもなく、食べられる時に食べるようないい加減な生活をしていました。
しかし、その生活を惨めとは全く思わず、同じような仲間と楽しい日々を送っていました。
同じボックス席の女性が...
1月のある日、私はサークルの仲間と調査のため熊谷市へ向って高崎線に乗っていました。
4人がけのボックスに向かい合い、いつもの如くくだらない話しをしておりました。
その中で、お互いが今日は朝から何も食していないという話になったんでしょう。
大宮駅を過ぎた頃でしょうか、同じボックスに座っていた清楚な女性が、「私はここで降りますが、家に帰れば夕食はありますのでこれをお食べください」と2、3段になる見るからに豪華な折りの弁当を差し出してくれたのです。
そのビニールの包みを見ますと、大相撲観戦の時出されたものであることがわかりました。
清楚な女性の優し思いやりに恐れ入り、ただただ頭を下げている貧乏学生2人でした。
予想だにしないことが起こり、少し年上であろう女性に感謝しながら、食べたことのないような料理を食くし、心もお腹も一杯になりました。
全く関係のないうだつの上がらない貧乏学生に、優しく心を寄せていただいた女性は、どこでどうしていられることでしょうか。一言お礼を伝えたいものです。
【このコーナーでは読者のみなさんからの投稿を紹介しています】
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」、あるいは「どんなもんだい!」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
Jタウンネットでは読者の皆さんの「『ありがとう』と伝えたいエピソード」「『ごめんなさい』を伝えたいエピソード」「親切自慢エピソード」「親切目撃談」などを募集している。
読者投稿フォームもしくは公式X(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのか、どんなことをしてしまい謝りたいのかなど、500文字程度~)、体験の時期・場所、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。
※本コラムではプライバシー配慮などのために体験談中の場所や固有名詞等の情報を変更している場合がありますので、あらかじめご了承ください