愛知県名古屋市に、ちょっと変わった形のホテルがあります。 この夏、こんな形の食べ物を見かけたような...?(画像提供:チサン イン 名古屋) 黄色い円筒形の外観で、壁にはいくつもの突起。 遠目に見ると、まるで巨大な「とうもろこし」です。 この建物の正体は、JR名古屋駅から徒歩約4分の「チサン イン 名古屋」。 1973年に誕生したホテルで、独特な外観だけでなく、館内にも不思議な造りが残されています。 いったい、なぜこんな形になったのでしょうか。 Jタウンネット記者は、運営会社の「ソラーレ ホテルズ アンド リゾーツ」マーケティング本部の細渕さんに話を聞きました。 「とうもろこし」のような外観、その理由は? 中庭の景色(画像提供:チサン イン 名古屋) 「チサン イン 名古屋」が建つ土地は、もともと「三角形」をしていたそうです。 その限られた土地を効率よく使って客室を配置するため、円形の建物プランが採用されたのだとか。 設計図。円の外側だけではなく内側にも客室が設けられている(画像提供:チサン イン 名古屋) 建物の中央には中庭があり、その周囲を客室が取り囲む構造に。上から見ると、ドーナツのような形になっています。 外壁からボコボコと飛び出している部分は、客室のユニットバス。 客室の面積を確保するため、ユニットバスを外側に張り出させる形で配置した結果、あの「とうもろこし」のような外観になったというわけです。 内観は、まるでミステリードラマの世界 では、館内はどうなっているのでしょうか。 特徴的なのは、1階から10階まで続く螺旋階段。黄色い階段を上から覗き込むと、段差が連なり、「イナズマ」のような模様が浮かび上がります。 下まで続く螺旋階段。覗き込むとスリル満点...!(画像提供:チサン イン 名古屋) 円形の建物の中をぐるりと巡る造りも相まって、まるでミステリードラマの舞台のような雰囲気。 「建築好きな方々には以前より反響をいただいております。屋上を開放し、館内ツアーを実施したこともあります」(細渕さん) 螺旋階段は館内に2か所あり、手すりの色もそれぞれ異なります。客室フロアも円形なので、廊下をぐるりと一周できるという、ちょっと不思議なつくりです。 そのため客室にはかなり狭い部屋も多いそうですが、細渕さんは、 「それも含めてこのホテルの建築的な魅力です。お泊りの際は是非、館内を一周してみてください」 と話してくれました。 「泊まる場所」というだけでなく、建物そのものも楽しめる「チサン イン 名古屋」。 外から見るだけでは分からない独特な空間を、実際に体感してみませんか?(ライター/ころんころ) 〒453-0014愛知県名古屋市中村区則武1-12-8 チサンイン名古屋 楽天トラベルで見る