私のバス代を払ってくれた見知らぬ男性。彼にとっては何気ない親切だったのかもしれないが(東京都・50代女性)
不安と疲れの中で...
自分のことにかまっている余裕もなく、慌ただしく過ごしていたある朝のことです。
いつものようにバスに乗り、降車する段になって、財布の中に小銭がまったくないことに気づきました。
持っていたのは、なんと1万円札だけ。
「どうしよう......」と慌てふためいていた私に、見ず知らずの男性が声をかけてくださり、私のバス代まで払ってくださったのです。
その場では、精一杯お礼をお伝えしました。
けれど、それ以上のお礼をすることもなく、気がつけば月日が流れてしまいました。
今でも、あのときの男性のことをふと思い出すことがあります。
あの方にとっては、もしかしたら何気ない親切だったのかもしれません。
でも、当時の私にとっては、不安と疲れの中で差し伸べてもらった、とてもありがたい優しさでした。
あのとき助けていただいたことを、私は今でも忘れていません。
あの時の男性が、今もお元気でいらっしゃることを心から願っています。
38年前のあの日、本当にありがとうございました。
【このコーナーでは読者のみなさんからの投稿を紹介しています】
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」、あるいは「どんなもんだい!」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
Jタウンネットでは読者の皆さんの「『ありがとう』と伝えたいエピソード」「『ごめんなさい』を伝えたいエピソード」「親切自慢エピソード」「親切目撃談」などを募集している。
読者投稿フォームもしくは公式X(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのか、どんなことをしてしまい謝りたいのかなど、500文字程度~)、体験の時期・場所、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。
※本コラムではプライバシー配慮などのために体験談中の場所や固有名詞等の情報を変更している場合がありますので、あらかじめご了承ください