女子高校生の私におじいさんが予想外の行動に出た 涙する私に友達は「何で泣いてるの?」(神奈川県・50代女性)
修学旅行先で入った中華料理店で、思わぬ事態が発生した。
店長の思いがけない行為に、涙が溢れて止まらない。
神奈川県在住の50代女性・Sさんの思い出。
<Sさんからのおたより>
今から30年以上も前、高校の修学旅行で長崎・熊本に行きました。
長崎で自由行動の際、昼食時にふと目についた中華料理店に入りました。
今のようにスマホで調べることはできませんから、本当にたまたまのご縁でそちらに入ってみたのです。
せっかくなのだからと同じグループで、長崎名物のちゃんぽん麺と皿うどんを半々ずつくらい注文したでしょうか。ほどなくして料理が机に並び、食事を始めると店長のおじいさん......60代位の方が話しかけてきたのです。
「修学旅行なの、そうか。それでは...」
制服姿の私たちを見て、
「修学旅行なの、そうか。それでは思い出となるようにプレゼントをしよう」
と突然バイオリンを弾き始めたのです。
何の曲なのかはわかりませんが、とても心にしみて、私ひとり、涙が溢れて止まらなくなってしまいました。
年頃の女子高生、他の友達は私のことを「何で泣いてるの?」と笑ったりけなしたり。
バイオリンを弾き終わると、
「さあさあ、一緒に写真を撮りましょう」
と、おじいさんはバイオリンを構えて私の隣に立ち、お店のおかみさんに頼んでめいめいのカメラ(当時はレンズ付きフィルム)で写真を撮ってもらうことに。
後で気づいてみると、店内に同じような写真がいっぱい飾ってあったので、きっと観光客の皆さんに同じ演奏を聞かせて下さっていたのでしょう。
泣いてしまったことが恥ずかしく、ろくにお礼も言えませんでした。こうして今でも思い出に残っています。ありがとうございました。
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