「癌封じ」の寺にお参りするため、タクシーを使った私。車内で運転手が語ってきたのは...(東京都・50代女性)
25年ほど前のその日、ロボホンさん(投稿時:東京都50代女性)は岡山県を訪れ、タクシーに乗った。
その時の運転手のことが、今でも忘れられないという。
<ロボホンさんからのおたより>
今から25年ほど前、当時1歳だった私の愛おしい姪が小児がんを患いました。
生死の境をさまよう姪を前に、私は藁にもすがる思いでインターネットで検索して見つけた、岡山県にある「がん封じ」のお寺へお参りに行くことを決めました。
最寄り駅に着いたものの、お寺までは気が遠くなるほどの距離があり、私はタクシーを利用することにしました。
不安で張り詰めそうだった心が
その時出会った運転手さんが、本当に温かい方だったのです。
車中、ご自身もがんの手術を経験されたというお話を優しく丁寧にしてくださり、不安で張り詰めそうだった私の心はどれほど救われたか分かりません。
お寺に到着してからも、運転手さんはお祓いが終わるまでずっと外で待っていてくださいました。
帰り道には、私が少しでも早く帰れるようにと、事務所に無線で「大阪まではバスで戻った方が早いのではないか」と問い合わせてくださる一幕も。そのお心遣いに、ただただ感謝しかありませんでした。
当時「ちょうど60歳くらい」とおっしゃっていた運転手さん。お元気でいらっしゃれば、今はおそらく85歳を超えられている頃かと思います。
あの時、皆様に祈りを繋いでいただいた姪は、今年無事に結婚を迎え、今も元気に暮らしております。
あの時の運転手さん、本当にありがとうございました。どうか今もお元気で、穏やかな日々を過ごされていることを心から願っております。
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名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」、あるいは「どんなもんだい!」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
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