バスが遅れて予約した電車に間に合わない! 焦る母と娘にバスガイドと運転手が(静岡県・70代女性)
乗り継ぎがあるのに、バスが遅れてハラハラ。自力ではどうしようもできないと、焦るもの。
「新米」バスガイドが機転をきかせて、運転手と連係プレー。窮地を救ってくれました。
――静岡県在住の70代女性・Fさんの思い出。
<Fさんからのおたより>
もう30年ほど前になります。当時小学校5年生の娘と私2人だけで、夏休みの自由研究で東北一周旅行を行っていました。
途中、秋田の男鹿半島を巡る観光バスに乗車した時のことです。ガイドさんはまだ新米で、「カンニングノート」を片手に運転手さんの助けを借りて頑張っている姿も、バス前方の席で見ていて楽しかったのを覚えています。
旅の計画は手作りで、バス、電車の時間も全て時刻表を見て、自分たちで予約を入れ購入をしていたのですが、男鹿半島の観光途中にアクシデントが起こりました。
バスの乗客数人が時間になってもバスに戻らず、これを何度か繰り返され、バスの遅延が起きたのです。
バスで走ったであろう田んぼの中の道もなくなって
バスの秋田駅前到着時刻に合わせて山形に向かう特急電車の予約を入れてあったので、娘と私は帰路のバスの中でどうしたものか思案していました。
その様子を見ていたガイドさんが運転手さんに相談、すると混んでいる街中の道路から脇道に入り、秋田駅へ急ぎ向かってくれたのです。
駅近くに差し掛かった時、運転手さんが、
「電車の切符を片手に持って、駅に着いたらすぐに走って行きなさい」
とおっしゃってくださり、言われた通り娘と一目散に駅に向かい、無事予約した電車に乗ることができました。
一昨年、秋田駅に再度訪れると、あの時とは全然違う街並みで、バスで走ったであろう田んぼの中の道もなくなっていました。
急いでいたとはいえ、運転手さん、ガイドさんにお礼を言うこともできず、30年たった今でも心残りとなっています。
お二人の機転で乗り遅れず、その後の計画も無事終了することができ、娘の自由研究発表は今でも「思い出宝箱」に保存しています。
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