被災地からの「ありがとう」レターパックで全国へ 能登オリジナルデザインに込められた気持ち
「能登から おかげさんで ありがとう」――令和6年能登半島地震から2年。復興支援に対する地元からの感謝の気持ちが込められた「能登オリジナルレターパックライト」が、2026年3月16日に北陸3県のすべての郵便局で、25日に他の都道府県の中央郵便局(計49局)で発売された。
「能登から感謝の想いを全国に
数えきれない支えが私たちの力となり前を向けた」
「新旧が織りなす希望に輝く明日の能登へ」
裏面に印刷された書道作品は、地震で被災した日本航空高等学校石川(輪島市)と、石川県立能登高等学校(能登町)の書道部によるものだ。
3月23日には日本郵便本社(東京都千代田区)で、2校の生徒への能登オリジナルレターパック贈呈式が行われた。
レターパックに書いてある、だけじゃない
「能登半島は復興の道半ばではあるものの、『これまでの復興支援に対する感謝・希望』の思いを書道作品に込め、それをレターパックにデザインした上で、全国に思いをお届けしたい」
日本郵便社員からのそんな発案に、2つの高校が賛同したことで実現したという今回の企画。レターパック裏面の右側が日本航空石川、左側とフラップ部分が能登高校の作品だ。
日本航空石川の「動心」は、全国から寄せられた支援や励ましによって大きく心を揺り動かされたこと、それが復興の力へと繋がっていく様を表現したものだという。作品の背景のさまざまな色は、千枚田や美しい海や空など、能登の風景を表している。
能登高校の「創造」には、「現状のままでは駄目だ。少しずつ生み出していかなければいけない」という、被災から2年経った現在の思いが込められている。
贈呈式ではそのレターパックと、お礼の品が両校の書道部に贈られた。
贈呈者は日本郵便代表取締役社長の小池信也氏。2年以上たった今も元の状態に戻ったとは言えない能登の現状について、「日が経つと記憶がどうしても薄れていく中で、日本郵便としても何かできることはないか」と考え続けてきたという。
そんな中で完成した能登オリジナルレターパックライトは「単なるレターパックに絵を入れただけのものではない」と語る。
「能登の皆さんが一生懸命やっていらっしゃって、そして、これからも将来を向いて一生懸命やっていこうという気持ちを、形にしていただいたのかなと、非常に感激しました」(小池社長)
能登オリジナルレターパックは40万枚限定での販売。価格は430円。
能登半島の今に思いをはせつつ、手に取ってみては。