千葉県在住の70代男性・Nさんはその時、JR上野駅の山手線ホームに立っていた。 同じホームには、車いすに乗った中年男性がいる。 その様子を見ていたNさんは、電車が到着したときにあることに気付き......。 上野駅にて(画像はphotoACより) <Nさんからのおたより> もう10年以上前のことです。 上野駅のホームで、車いすの中年男性が山手線を待っていました。 やがで電車が入線。停車した電車の扉が開いた時、私はホームと電車に少しの段差があることに気がつきました。 「手伝った方がいいかな」と考えている間に... 「手伝った方がいいかな」と考えている間に、ご本人は躊躇なく、自力で車いすを押して乗車しようとしていました。 それを見て私は思わず、何も言わずに車いすを押したのです。 すると、まったく知らない人も私と同じようにその車いすを、同時に無言で押していました。 気付けば、車いすを...(画像はphotoACより) 3人で力を合わせ、無事、電車に車いすを入れることができました。 ご本人は誰かが手伝ったことには気がついたはずですが、車椅子が後ろむきのままドアは閉まり、電車は発車してしまいました。 その後、一緒に手伝った方を目で追うと、無言のまま、ホームの反対方向に歩き去っていくところで、「ごくろうさんでした」の気持ちを込めて見送りました。 こういうのもあるんだと、いい年をしてグッときました。 誰かに伝えたい「あの時はありがとう」や〝親切自慢〟、聞かせて! 名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」、あるいは「どんなもんだい!」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。 Jタウンネットでは読者の皆さんの「『ありがとう』と伝えたいエピソード」「『ごめんなさい』を伝えたいエピソード」「親切自慢エピソード」などを募集している。 読者投稿フォームもしくは公式X(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのか、どんなことをしてしまい謝りたいのかなど、500文字程度~)、体験の時期・場所、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。 (※本コラムでは、読者の皆さんに投稿していただいた体験談を、プライバシー配慮などのために編集している場合があります。あらかじめご了承ください)