「お気に入りのぬいぐるみを他県の店に忘れてきた幼い息子。電話で『着払いで送って』と頼んだのに...」(岡山県・40代女性)

岡山県在住のTさん(40代女性)が送ってくれたメールに書かれていたのは、10年ほど前のあたたかな思い出だ。
ある日、Tさんの子供は祖父母とのお出かけの途中で、お気に入りのぬいぐるみを落としてしまったという。
立ち寄った場所に電話をかけまわったところ、食事をとったレストランに忘れてきていることが分かって......。
<Tさんからのおたより>
10年ぐらい前の話です。私の両親は、私の子供たちをよく色々な所に連れて行ってくれていました。
その日はドライブがてら孫に飛行機を見せようと、関西のとある空港に寄り、空港の中にある洋食屋さんでお昼を食べて、帰ってきました。
すると、上の子が当時いつも一緒に過ごしていた犬のぬいぐるみがないと探しまわりはじめたのです。
「着払いで送って」と頼んだが...
ぬいぐるみはどこにも見当たらず、その日に寄ったお店などに色々電話をかけました。
すると、空港の洋食屋さんにあるということが分かって、「着払いで送ってもらえませんか?」とお願いしたら、対応していただいたスタッフの方が快く引受けてくれました。
後日、荷物が届いたのですが、着払いではなく元払いでした。
子供も犬のぬいぐるみが帰ってきたと大喜びですし、私もとても感動して、子供にお礼の手紙を出させることにしました。
すると、また郵便でお返事が返ってきたのです!!
それには、「可愛いお手紙、スタッフのみんなで読ませてもらって、ほっこりした気持ちになりました。ありがとう!!また空港に来た時には是非お立ちより下さい」と書かれた手紙と、お店の割引券が入っていました!
お店の皆さまの素晴らしい対応に、とても感激しました。
その後、私は行けれなかったのですが、両親と子供で再びお店を訪れました。
わたしもここでありがとうを伝えたいなと思います。
あの時は本当に色々とありがとうございました。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
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