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ヤケクソになってる? お土産屋の〝注意書き〟に18万人爆笑「みんな心の中で唱えるんだろうな」

福田 週人

福田 週人

2025.09.07 07:00
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開けるのを断念させていて...

投稿者がこの説明書きを発見したのは8月某日。場所は、ムー大陸などの超古代文明をテーマとしたテーマパーク「美川ムーバレー」(山口県岩国市)だ。

山口県岩国市の「美川ムーバレー」(画像提供:美川ムーバレー)
山口県岩国市の「美川ムーバレー」(画像提供:美川ムーバレー)

「施設のお土産コーナーで見つけ、『書き方が独特すぎるのに必要な力加減はなんとなくわかる』と思って面白くて撮りました。各所に遊び心があって楽しい施設でした」(投稿者)

なお、投稿者はこの冷蔵庫の中に入っているお土産を冷えてないコーナーで購入したため、扉を開けることはなかったそう。

「気になった方はムーバレーに遊びに行って『ン"ッ』がどんな加減なのかぜひ開けてみて欲しいです」(投稿者)
施設の売店コーナー(画像提供:美川ムーバレー)
施設の売店コーナー(画像提供:美川ムーバレー)

記者は4日、このPOPについて美川ムーバレーにも話を聞いた。

取材に応じた同施設のSNSおよび売店担当者の岩本恵里奈さんによると、この注意書きが貼られているのは土産屋「ムーショップ」内にある、「地底湖サイダーゼリー」を販売している冷凍ケースだ。

「ムーショップ」内の冷凍ケース(画像提供:美川ムーバレー)
「ムーショップ」内の冷凍ケース(画像提供:美川ムーバレー)

注意書きを掲示したきっかけは、このケースの扉を開けづらく、商品を取り出そうとしたお客さんが購入を断念する、という事態が発生したことだった。

力加減が難しい旨を伝えるため、「(お詫び)少し重く開けづらい扉です」の注意書きを掲出した。

しかし、ただ重いだけではなく、開けるときの力の入れ方にコツがあるため、これでもやはり開けられなかった人が多かったという。

「そこで、言葉でうまく言い表せないコツを表記する上でこの【ン゛ッ】が最適解であったという経緯があります。現在では【ン゛ッ】という力加減で扉を開け、お客様もきちんと購入できるようになっていると思います」(岩本さん)
これが最適解だった(画像提供:美川ムーバレー)
これが最適解だった(画像提供:美川ムーバレー)

ヤケクソ......なわけでは決してなく、試行錯誤の末の、最適解が、コレだったというわけだ。

利用者の感性に語り掛けてくるユニークな貼り紙に、X上では18万件以上のいいね(4日昼時点)のほか、こんな声が寄せられている。

「疲れた時に見返すと元気出るやつ」
「これでなんとなく伝わる日本語の妙」
「これ各々が思う『ン"ッ』って感じで開けるんだと思うとめっちゃおもろい。みんな心の中で唱えるんだろうな」
「こういう、お客を楽しませる文脈を真面目にラミネートまでして貼ってるのが良いよね(笑)」

ちなみに、美川ムーバレーには他にも、見かけたら思わずクスリとしてしまうような貼り紙があるらしい。

おうどん伝説ツタンカー麺(画像提供:美川ムーバレー)
おうどん伝説ツタンカー麺(画像提供:美川ムーバレー)
聖剣チュロスカリバー(画像提供:美川ムーバレー)
聖剣チュロスカリバー(画像提供:美川ムーバレー)

いやこれ、そもそもメニュー自体、かなりユニークなのでは? おうどん伝説ツタンカー麺って、なんだよ......。

様々なアプローチで来場者を楽しませてくる美川ムーバレー、気になった方は足を運んでみては。

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