【追記あり】福井・平泉寺白山神社で〝僧兵〟募集中 まさかの呼びかけに1.4万人興味津々「令和の世に?」「強訴!強訴!」
早くも申し込み殺到、女性多数!
Jタウンネットの取材に応じたのは、勝山市役所商工文化課の担当者だった。
「33年前の御開帳時の僧兵行列は、地元の住民だけが参加して行ったそうですが、今回は人数が集まらなかったので、一般の方にも参加していただこうと、募集告知のチラシを作るもとになりました」と、市役所担当者は語る。
チラシのモデルになったのは、勝山市の国際交流員であるイギリス人男性と、アメリカ人女性の二人。二人ともノリノリで、楽しく撮影に協力してくれたそうだ。

チラシの下の方には、恐竜の僧兵もいる。「チャマゴン」という、恐竜の町・勝山らしいキャラクターだ。

僧兵行列には「チャマゴン」も参加するのかと聞いてみたところ、「今のところ、未定です」。よく似合っているので、ぜひ現地でも見てみたいものだ。

福井県公式観光サイト「ふくいドットコム」によると、平泉寺白山神社(へいせんじはくさんじんじゃ)は、仏教僧の泰澄により717年に開山されたと伝えられている。白山信仰の越前側の拠点として発展した。現在「白山神社」となっているのは、明治の神仏分離令により寺号を廃したからである。
鎌倉時代の初めには、源頼朝に追われた源義経主従が、奥州藤原氏のもとへ落ち延びる途中で平泉寺に立ち寄ったと「義経記」に記されているそうだ。義経・弁慶は山伏姿だったとされるが、僧兵装束の二人は、義経・弁慶を連想させるかもしれない。

また、中世の最盛期には48社・36堂・6000の坊院が建ち並び、8000人もの僧兵がいたという日本屈指の宗教勢力であったと考えられる。
さて、令和の話に戻って、5月24日の僧兵行列には、既に30人近い申し込みがあった、と勝山市・商工文化課の担当者。なかでも女性の数が多いという。「性別、国籍は問いません」という但し書きに惹かれた人が多いのかもしれない。
5月24日、僧兵になるのも良し、僧兵行列を見るのも良し。福井県勝山市に出かけてみてはいかが。
僧兵になりたい場合は、申し込み期限は3月31日。参加費は衣装代込みで1万1000円だ。
(2025年3月11日編集部追記:僧兵行列への参加募集は定員に達したため締め切ったのこと)
【僧兵大募集‼️平泉寺御開帳記念イベント】#勝山市 の #国史跡 #平泉寺白山神社 では、5月23日(金) ~ 25日 (日) にかけて33年に一度となる御開帳が行われます。その御開帳記念イベントとして、24日(土)には平泉寺白山神社名物の僧兵行列が行われます。僧兵として一緒に御開帳を盛り上げませんか? pic.twitter.com/7PqdjQmH50
— ふくい文化財かわらばん (@bunkazaifukui) March 6, 2025