漁師も魚屋も「初めて見た」 新潟で捕獲された〝激レアサメ〟の正体とは
体の形に特徴がある
取材に応じた同館学芸員の山内信弥さんにも話題のサメを見てもらったところ、「エビスザメで間違いない」とのこと。
「背びれが後方に1つしかないのと、体色が灰色に小さな黒い斑点が散在していることから間違いないと思います。ずいぶん小さく見えるので若い個体」(山内さん)

一般的なサメの仲間は鰓孔が5対、背びれが2つあるのに対し、エビスザメには鰓孔が7対、背びれが1つしかない、などの特徴がある。
生息域は浅海から水深150メートルほどまでで、成長すると全長3メートルほどになるという。
今回のように、刺し網漁で捕獲されたり定置網に入網していたりする例も実は珍しくないそうで、「日本海でも採捕記録がある」と山内さんは語った。だが、食用ではないそうだ。
アクアマリンふくしまの公式ウェブサイトによれば、「口元が微笑んでいるように見える」ことからその名がついたというエビスザメ。
食べられはしないものの、もし出会えたらハッピーな気持ちになれそうだ。
見たことないサメ捕まえた! pic.twitter.com/IidUulX9GV
— まいろ船長 (@mairopukun) February 16, 2025