様子のおかしい〝概念的七草粥〟に5万人困惑 「粥とは(哲学)」「だいたい合ってる」
2025年に入って既に1週間が過ぎた。今日は8日なわけだが、皆さんは昨日、アレを食べただろうか。
1月7日と言えば、そう。「七草がゆ」である。
せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ――。早春にいち早く芽吹く春の七草をお粥に入れる、人日(じんじつ)の節句の行事食。年末年始にご馳走を食べた胃を休めるためにもいいと言われるが......。
X上では、とあるクリエイターが投稿した「七草粥(概念)」が注目を浴びている。
オリジナルのネタ系Tシャツなどを手掛ける倉戸みと(@mitragyna)さんが、1月7日に投稿したのは、一皿の料理の写真。
1.ジャガイモ、2.ニンジン、3.タマネギ、4.リンゴ、5.ニンニク、6.トマト、7.ターメリック...etcと、7種類(以上!)の植物性の材料が含まれていることが示されているが......。
う~ん、どう見ても、カレーライス。しかし、倉戸みとさんはこう呟いている。
「...貴方が...七草粥だと信じるなら...
...それが貴方の"七草粥"です...」
Jタウンネット記者は7日、投稿について倉戸みとさんに話を聞いた。
「七」では足りない
倉戸みとさんがカレーライスを「七草粥」と称したのは、「日々のしんどさを乗り切るのに『七』草粥じゃ足りない!」という思いからだった。
「『もっとたくさんの材料を使った料理......すなわちカレー!』という発想に至りました。スパイスだけで七草超えてると思います」(倉戸みとさん)
なかなかに型破りな発想だが、たしかにカレーライスには多くの香辛料が使われているし、食べると元気が出てくるという点は頷ける。
さらに倉戸みとさんは、福神漬(七福神)を添えれば「デュアル七草粥」になり、そのうえ七味唐辛子を加えて「トリプレット七草粥」にすれば、「七草の三乗で343倍のご利益があるかもしれません」という謎理論も展開してくれた。
......まあたしかに、それはそれでなんとなくご利益はありそうかも。
倉戸みとさんが提唱する〝七草粥の概念〟に、X上では5万件以上のいいね(8日昼時点)のほか、こんな声が寄せられている。
「粥とは(哲学)」
「いやまあ生薬の塊って言えばそうなんだが......(笑)」
「そのetcの時点でもう、七の概念からは解放されてるのは間違いなくてだな...(モグモグ)」
「その意味で、トムヤンクンは七草粥(概念)と言える」
「ラーメンも7種の草系を入れれば、7草ラーメンで売れるのでは...」
「だいたい合ってると思った」
こうした反響に対し、倉戸みとさんは「カレー以外にも、ラーメンやピザなど様々な『オリジナルの七草粥(概念)』があって素敵だと思います」と述べ、そして、こう繰り返した。
「......貴方が......七草粥だと信じるなら...
...それが貴方の"七草粥"です......」