ベビーカーの赤ちゃんと幼児連れで電車に乗る母親に、同じ車両の乗客が... 優しい世界に4.4万人感涙
「少し前、電車乗ってたら近くにベビーカー(赤ちゃん就寝中)と、3歳くらいのお子さん連れたお母さんが座ってて、気付けば3歳の子が寝てしまっていた」(あささんの投稿より抜粋)
そんな状況を目の当たりにしたあささんは、ベビーカーと赤ちゃんと眠ってしまっている3歳児を彼女1人で電車から降ろすのは難しいのではないか、と心配する。
その上、車両の中にいるのはあささんを除けば、高校生とお婆さんがいるだけ。
そこであささんは、お母さんが駅を降りる際に自分が手伝うことを決意した。
「文字にするとこれだけの事だけど...」
いつでも手を差し伸べられるように、しかし、怪しまれない程度に3人の状況をチラチラ見守っていたというあささん。
やがて母親が立ち上がったところで、あささんも立ち上がり、手伝いを申し出た。
すると、母親は安堵の表情を浮かべたという。
「お願いします」と言われたあささんは「何でも持ちます!」と大張り切り。ベビーカーを持って電車を降りることになった。
「お母さんはここから家まで歩かないといけないので、ベビーカーから赤ちゃんを取り出して、3歳を入れ、赤ちゃんは抱っこ紐に入れたいとの事。
なので、一旦私が3歳を抱っこして、お母さんが抱っこ紐装着、ベビーカーの赤ちゃんを抱き上げて紐に入れ、空いたベビーカーの座席を調整し、私が寝ている3歳をベビーカーに入れた」(あささんの投稿より)
もしあささんが居なければ、母親はこれを一人でやることになっていたのだろう。申し出は彼女の非常に大きな助けになったに違いない。
こちらまで「ありがとう!」と言いたくなるあささんの体験談は、こんな言葉で締めくくられていた。
「文字にするとこれだけの事だけど、これを1人でやるの大変なんだよね。本当お母さん頑張ってる。
私は可愛いホカホカの3歳を抱っこ出来て幸せでした」(あささんの投稿より)
22日、Jタウンネット記者はあささんにその時の話を聞いた。
「私もいつか誰かを」「そういう場面に遭遇したら、今度は手伝いたい」
あささんによると、投稿した体験談は2か月ほど前の出来事だ。当時を振り返って、こう語る。
「私も普段子育てをしていて、周りの方に助けていただく事もあるので手を貸す事ができて嬉しく思っています」(あささん)
自分がしてもらった親切を、今度は自分が誰かにしてあげたい。そんな思いから生まれたあささんの優しい行動に、X上では4万4000件以上のいいね(28日夕時点)のほか、こんな声が寄せられている。
「あささん、素敵な行動力かっこいいです!」
「こんなに気の利いたことしてくれる人が世の中にいるなんて捨てたもんじゃないですね」
「読んだだけで泣きそうになった。自分も今0歳と3歳の子がいるけど、そのお母さんほんとに嬉しかったと思う」
「こうして助けてくださる方がいること、嬉しいし感謝します!!私もいつか誰かを助けてあげたい!」
「うわー、素晴らしい!私もベビーカーで電車乗る時、電車の段差につまづいたら、サラリーマンとか色んな方がさっと助けてくださってめちゃくちゃ心が温かくなりました。私もそういう場面に遭遇したら、今度は手伝いたいなぁ」
こうした反響に対し、あささんは
「反響が大きいのは、皆さんも普段から困ってる方に何かできないかなという暖かな気持ちから起こる反応がほとんどで、そんな反応を見て私もほっこりしました」
とコメントしている。
助けられたり、助けたり… あなたの話も聞かせてください!
Jタウンネットでは読者の皆さんの「『ありがとう』と伝えたいエピソード」や「『ありがとう』と言ってもらって嬉しかったエピソード」を募集している。
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(※本コラムでは、読者の皆さんに投稿していただいた体験談内の場所や固有名詞等の情報を、プライバシー配慮などのために変更している場合があります。あらかじめご了承ください)