マジで〝飛び出す〟案内板に1.8万人感心 「分かりやすくて素晴らしい」「Good Design賞あげるわ」
「お客様の混乱を防ぐことができるよう」
取材に応じた広島電鉄の社員によると、注目を集めた「3D矢印」のある看板は、2024年の夏頃、広島駅南口にある路面電車5号線(広島駅―比治山下―広島港)のりばに2人の社員によって設置されていたもの。
当時、この案内板は路面電車の「のりば」を指すものであるにも関わらず、のりばの隣にある「おりば」を指していると捉える利用客が非常に多いことが課題だった。
業務中に利用客から「矢印の向きがのりばを指していない」と言われることもあったそうだ。
「このような声から、案内板そのものの向きを変更することも検討したがすぐには難しかったため、課題に早急に対応すべく、矢印を3Dにすることでお客様の混乱を防ぐことができるよう努めた」(同社員)
立体的な矢印が使われた看板はこれだけ。そこには「利用客がスムーズに構内を移動できるように」という思いが込められていた「3D矢印」には、X上で1万8000件以上のいいね(15日昼時点)のほか、こんな声が寄せられている。
「手作り感満載ですけど、分かりやすくて素晴らしいですね」
「Good Design賞あげるわ」
「ありがたい。平面だと『つまりどっちだ?』て考えることが多いので」
こうした反響に対し、同社員は
「素直に嬉しい。ネガティブなご意見をいただくことがあるかもと思っていたため、Xで多くの反響をいただいていることに驚いている」
とコメントした。
なお、現在は案内板の向きそのものが変更されたため、注目を集めた「3D矢印」はすでに取り除かれているとのこと