「切断して殺す」「片眼潰して逃げ回らせる」 あの〝伝統文化〟の用語が物騒すぎて7.2万人戦慄
2024.09.19 06:00
着物の渋いおじいさんが話してたら...
18日、Jタウンネット記者の取材に応じた作者・宇城さんは、数年前まで10年以上囲碁に携わる仕事をしていた。投稿のイラストは、その中での実体験をもとにした作品だ。
つまり、「切断して殺す」だの「片目を潰す」だのと言っているのは、全て囲碁の攻め方の話なのだ。
ここでいう「切断」は、相手の逃げ道を断つこと。「殺す」は、相手の石を取って自分のものにすること。そして「片眼を潰す」は、相手の拠点を半壊させることを意味しているという。
「一般的な言葉に訳すと、『相手の逃げ道を断って無理に全滅させるより、あえて半壊状態にして逃げ回らせた方が、追い討ちしてよりダメージを与えられるんじゃない?』と言ってる感じです」
囲碁の勝敗は、最終的に獲得した石の数ではなく、陣地の広さで決まる。
その時の展開にもよるだろうが、無理に石を取りにいくより、相手を泳がせておいてより広い陣地を奪う方が得策、というわけだ。
何も知らなければあまりにも反社会的な響きに、X上では7万2000件のいいね(18日夕時点)のいいねのほか、こんな声が寄せられている。
「不穏すぎるワード全開w」
「目を潰すのがセオリーのゲームって...」
「着物の渋いおじいさんが老舗の喫茶店で囲碁の話してたらヤクザの組長同士の会談になりそうw」