マッドマックスだ... スーパーが設置した「鳥よけ」がもはや〝怒りのデスピーカー〟
「地方スーパーの徹底的な鳥よけがマッドマックスみ溢れてて好き]
そんな呟きとともに投稿されたのは、人すら近づかなくなりそうな鳥よけだった。
壁面に設置された機材の上部と左右から、やたら太く、そして長い棘が大量に突き出している。
その姿はまさに「マッドマックス」シリーズに登場するトゲトゲの魔改造車のよう。
近付いてきた鳥は「You're mad, man!」と叫びたくなるに違いない。
こちらは2024年7月10日、長野県在住の小説家・西山暁之亮(@NisiyamaAr20331)さんが投稿した1枚。
あまりに狂暴な鳥よけ対策に、ユーザーからは3万1000件を超えるいいね(12日昼時点)のほか、こんな声が寄せられている。
「ヒャッハ~ー!!」
「逆にマッドマックスの世界は、鳥による被害が深刻な世界なのかもしれない」
「マッドマックスって鳥よけだったのか。意外と機能的やな笑」
「一周回ってギャグでは」
11日、Jタウンネット記者の取材に応じた西山さんによると、話題の写真を撮影したのは長野県松本市内にあるスーパーの入り口前。
原稿作業に行き詰まり買い物に出た際、ふと違和感を覚えた。そこで軒に吊り下がったスピーカーを見ると......そこにはマッドな鳥よけが!
「笑いました。鳥よけの為の後付け棘自体はそんなに珍しいものではありませんが、こんなに棘が太く存在感があるものは初めてでした」(西山さん)
今までに見たことがある鳥よけは、細く鋭く、長さも3~5センチ程度のトゲが並んでいるものや、デッキブラシのように細い針が並んでいるものだったと語る西山さん。
そんな中でスーパーの鳥よけは「マッドマックスに出てくる敵の車の棘にそっくり」と思わせるほどのもので、衝撃を受けたという。
「ここまで棘に存在感があると絶対巣を作らせないという強い意志を感じる反面、一周回ってギャグではと思ってしまいました」(西山さん)
とにかく、かつてこのスピーカーに集っていた鳥たちが、彼らにとっての"緑の地"を見つけられていることを願うばかりだ。