猫飼いが「読書用の良いソファ」購入した結果... 予想通りな展開に「猫あるあるすぎ」「わかりすぎる」
「かわせていただく」「家にいてもらう」という態度が正しい――絵本作家・五味太郎さんは著作「正しい暮し方読本」の中で、"正しい猫のかい方"についてそう述べている。
そして、人気漫画「犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい」を手掛けた漫画家・松本ひで吉さんの猫の飼い方は、まさしく"正しい"ものだと言えるだろう。
例えば、松本さんが2024年7月5日にXアカウント(@hidekiccan)に投稿したエッセイ漫画に描かれているのは、猫ファーストな暮らしの記録だ。

奮発して読書用の「王様みたいなソファ」を購入した松本さん。「フハハハハ」とさっそく王様気分でいたのは良かった......のだが。
次のコマでは、飼い猫の「ガーラ」さん(6歳、女の子)にすっかりソファを占領されてしまっている。
広々とした座面を贅沢に使い、すっかり我が物顔である。
早い者勝ち、というわけでもなく...

松本さんがソファを使用できるチャンスは、ガーラさんがいない「ノーガーラ」状態の時くらいだ。
「オレのソファだーー!」
この機を逃すものかと、勢いよくソファに座る松本さん。しかし、直後にガーラさんがソファまでやってくる。
「はんぶんすわる?」
彼女に見つめられたままソファを使うのを気まずく思った松本さんは、そう言って場所をあけてあげる。
そんな飼い主の親切に、ガーラさんはしおらしい態度を見せ、ひじ掛け部分にちょこんと丸くなる。
しかし......。

そこから、松本さんをじっと見つめつづけるガーラさん。
無言で何かを訴えてきているような、今にも「そっちって座りやすくて素敵だよね?」なんてセリフが飛び出してきそうだ。
そんな姿を見てしまったら、当然、こうなる。

猫が座面。人間は、ひじ掛け。
王様ソファはガーラさんに座っていただくための場所になったというわけである。
松本さんとガーラさんのソファを巡る応酬には、X上で5万2000件以上のいいねのほか、こんな声が寄せられている。
「負けてる(笑)」
「わかりすぎるーーー!!」
「猫あるあるすぎw」
「われわれ下僕は座らせて貰えるだけありがたい!」
そう。我々人間は、お猫様のしもべなのである。
マンガ:松本 ひで吉、監修:今泉 忠明 犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい事典
いいのいいの。全然いいから読んで~、なガーラさん pic.twitter.com/SyPIBy47SS
— 松本ひで吉 (@hidekiccan) July 5, 2024