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「夜にダメ元で押した眼科のインターホン。出てきた女医は私を自宅に案内し...」(福岡県・50代女性)

Jタウンネット読者

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2024.05.06 20:00
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シリーズ読者投稿~あの時、あなたに出会えなければ~ 投稿者:Hさん(福岡県・50代女性)

教師であるHさんは、30年前に5週間の教育実習を経験した。

期間中は毎日帰りが午後9時過ぎになる厳しさ。大変な日々の中で、目に大きなものもらいまでできてしまって......。

大きなものもらいが...(画像はイメージ)
大きなものもらいが...(画像はイメージ)

<Hさんの体験談>

30年前の大学生時代、教育実習中のことです。

当時の私は親元を離れて下宿中。将来のこともなんだかぼんやりとして、決まっていませんでした。

病院に行く時間もないままで...

教育実習は大学の付属中学で。期間は5週間もあり、毎日終わるのは午後9時過ぎになる日々。大変厳しいものでした。

そんな中、いつのまにか目に大きなものもらいが......。目は充血し、まぶたが開かないくらいに腫れあがっています。

ただ、病院が開いている時間に間に合うわけもなく、仕方なくそのまま帰宅することにしました。

しかし、帰宅中にふと見上げたビルの看板に「眼科」の文字が!

無理だろうと思いながらも、インターホンを鳴らしていると女医さんが出てこられました。

女医が出てきて...(画像はイメージ)
女医が出てきて...(画像はイメージ)

私が事情を説明すると、女医さんは上の自宅に案内してくださって、玄関で診てくださりました。

診療代もまた今度で良いということで「また来られる時に家の方に来なさい」と言われました。

あまりはっきりとは覚えていないのですが、もう1度くらい実習後に診ていただいたようにも思います。

「誰かの役に立ちたい」と思うように

その後、病院に診療費を払いに伺いましたが先生にはお会いできず、お礼も直接言えないまま卒業したことが心残りになっています。

卒業後はその土地を離れましたが、今も時々思い出します。

あの時のお医者さんに...(画像はイメージ)
あの時のお医者さんに...(画像はイメージ)

本当にありがたく、心に残っていると同時に、私も「誰かの役に立ちたい」と強く思い、教師になることを決心しました。もう、30年以上続けています。

私も50歳を超えましたので、先生ももうご高齢かと思います。

お元気でおられることを遠くから願っています。

本当にありがとうございました。

誰かに伝えたい「あの時はありがとう」「あの時はごめんなさい」、聞かせて!

名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。

Jタウンネットでは読者の皆さんの「『ありがとう』と伝えたいエピソード」「『ごめんなさい』を伝えたいエピソード」を募集している。

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(※本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談を編集して掲載しています。あらかじめご了承ください)

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