「おばちゃん大丈夫かな?と思ったら人形だった」 不思議なマネキン集団と「謎の書」が出現...八戸駅はどうしちゃったの?企画者に聞く
「謎の人形集団」のねらいは?
多くのユーザーを驚かせていたマネキンも、展示の一部。地元で「かっちゃ」と呼ばれる女性たちをモチーフに、「まちぐみ」が制作した。
「地元では、畑で農業をしていたり、港で魚を捌いていたりする元気なおばちゃんたちのことを『かっちゃ』と呼びます。彼女たちももちろん南部弁を使うので、南部弁の象徴的な存在として、展示しました」
そういわれると、何だかちょっと怖かったマネキンたちが、元気で人のいいおばちゃんたちに見えてくる。かっちゃたちの南部弁が賑やかに飛び交う様子も見てみたくなってきた。
また、「かっちゃ」マネキンの展示は、「展覧会=楽しいもの」と伝えるための仕組みでもある。アートや書に興味のない人も楽しむことが出来る要素として、追加されている。
「(マネキンの存在によって)展覧会への新しい関わり方、面白がり方も見つけてもらえれば」と山本さんは語った。
山本さんはIターンで八戸にやってきた移住者だ。「とにかく南部弁が大好き」だという。
宮下知事が取り上げた「つづ」は山本さんが好きな南部弁の一つ。
「知事も、地図も、チーズも、土も、筒も、全部『つづ』に聞こえるので、会話の流れで意味を判断しています。多様性がありすぎて、面白いなあ、と思うので、『つづ』の作品は目立つところに展示しています」(山本さん)
また、展示には「本当にねぇ」を意味する「ほに ほに ほに」や「結ぶ、繋ぐ」を意味する「ゆきぱる」など、愛らしい響きの南部弁がたくさん並んでいる。これも山本さんが南部弁を好きな理由なんだとか。
「南部弁は、他の地域と比べてもとっても可愛い方言だと思います。八戸は人柄もやわらかくて穏やかな人ばかりなのですが、その人たちが喋る方言もとてもやわらかくて大好きです」(山本さん)
「はづのへエモーション」は当初の予定を延長し、5月6日まで開催中。南部弁と八戸の人々の魅力をアートを通じて感じられる機会をお見逃しなく。