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地面に埋まってるの...? あまりにも低すぎる鳥居が発見される

藤本

藤本

2024.02.13 17:00
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なぜこの高さに?

「大阪城の鎮守神」として、豊臣家や徳川家からの崇敬が厚かったという玉造稲荷神社。

この鳥居は1603年に豊臣秀頼が奉納したものだ。その際は、今のような低さではなかった。

実は鳥居が低くなってしまったのは、平成に入ってからのことである。

神社によれば、1995年の阪神大震災で基礎に損傷を受けてしまったため、倒壊の危険性を考慮して上部と脚部に分けられた。この低すぎる鳥居は、その上部だというわけだ。脚部も、この上部の後方に設置されているそうだ。

脚部は上部の後ろに置かれている(画像はPhotoACより)
脚部は上部の後ろに置かれている(画像はPhotoACより)

大阪城のあるこの地域では古くから度重なる戦火に見舞われ、豊臣家ゆかりのものがほとんど残っていない。だが、この鳥居は、これまで400年間神主をはじめ豊臣家など多くの人に守られ、その形を残し続けてきた貴重な存在。そのため、歴史的資料として残しているという。

真ん中の黒い部分は「焼夷弾の跡」だと言われているそう(画像はPhotoACより)
真ん中の黒い部分は「焼夷弾の跡」だと言われているそう(画像はPhotoACより)

なお、参拝者がくぐらないよう、鳥居の周りには石や木を植えているとのこと。

玉造稲荷神社訪れた際は決してくぐらず、数多の戦火を生き延びてきた鳥居の歴史に思いを馳せるのみにしておこう。